立憲民主党の新代表に選出された野田元首相(写真中央)

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4人が立候補した立憲民主党の代表選挙は23日に投開票が行われ、野田佳彦元首相が新しい代表に選ばれました。長野県関係の国会議員5人はそれぞれ投票先が分かれましたが、選挙後は政権交代に向けて意欲を見せています。

湯本翔太記者
「このあと午後1時から党大会が開かれ、その後国会議員などによる投票が行われます。会場には多くの報道陣が集まり緊張感があります」

23日午後に投開票が行われた立憲民主党の代表選挙。
国会議員や地方議員、党員・サポーターなどの票をポイント化して争われます。

1回目の投票では野田佳彦元首相がトップの票を獲得しましたが過半数に達しなかったため、2番目の枝野幸男前代表との決選投票が行われました。その結果、232ポイント対180ポイントで野田元首相が立憲民主党の新たな代表に選出されました。

立憲民主党 野田佳彦新代表
「総選挙は間違いなく早い段階で実施されますから、その戦いの準備をきょうから始めたい。挙党態勢で政権を取りに行きましょう」

長野県関係の国会議員では1回目、野田元首相には衆議院比例で長野3区の神津健議員が。枝野前代表には衆議院長野2区選出の下条みつ議員が投票するなど、支持が分かれていました。

決選投票で野田元首相には、神津議員が投票。枝野前代表には下条議員のほか、杉尾秀哉議員が投票しました。衆議院比例で長野1区の篠原孝議員と参議院県区の羽田次郎議員は回答しませんでした。

野田元首相に投票 神津健衆院議員(比例・長野3区)
「私は最初から野田候補を応援していたので野田さんが当選して非常にうれしく思っております。野田さんに期待するところは、まずは国民の声が届いていない政治があると思っていますので、政権交代を実現してまずは国民の声が届く政治を実現していただくこと」

立憲民主党県連 杉尾秀哉代表(参院県区)
「きょうこの新体制で挙党態勢で新政権を取りに行く覚悟ができたのではないかと。私は県連代表していますので現職と候補予定者、全員小選挙区での勝利、そして長野発・政権交代ののろしを上げるきっかけにしたい」

政権交代を実現するために。野田新代表の手腕が問われます。

一方、史上最多の9人が立候補した与党自民党の総裁選挙は今週27日に投開票です。