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 ◇セ・リーグ 巨人1ー0阪神(2024年9月23日 甲子園)

 巨人は敵地・甲子園で行われた2位・阪神との今季最終戦で、直接対決2連戦の第2Rに勝利。連敗を2でストップし、優勝マジックを「4」に減らした。最短Vは27日。坂本勇人内野手(35)が代打で先制の決勝打を放った。

 優勝の行方を占う大一番。打線は相手先発・高橋の前にチャンスであと一本が出ない展開が続いたが、7回に先頭の吉川が中前打で25試合連続出塁すると、続く岡本和が13戦連続安打となる左前打で無死一、三塁とチャンス拡大。ここで代打・坂本が右前適時打を放ち、ついに均衡を破る先制点を奪った。

 先発投手のグリフィンは来日初の中4日で粘りのピッチング。7勝目はならなかったが、5回76球を投げ4安打無失点の好投を見せ、救援陣も無失点で逃げ切った。

 阿部慎之助監督(45)との試合後の主なやりとりは以下の通り。

 ーー坂本が見事なタイムリー

 「今日はもう全員で行こうと思ってたんで。そこで打ってくれるのはやっぱり、最後信じて良かったなと思いました」

 ーー打席での意地や思いを感じた?

 「それはね。昨日悔しい思いしてると思うんで」

 ーーあの場面での起用。

 「大城が全然、見えてなさそうだったので、ここは早めにと思って代えました」

 ーー大一番でベテランを信じた。

 「やっぱり一番、いろんな修羅場を潜ってきた人たちなのでね。そこを信じて使っているだけなので。それに応えてくれたので、やっぱり勝ちがついたのかなと思います」

 ーーその前の場面、岡本和の安打で吉川が三塁まで行く好走塁。

 「大きかったですね。その前にも亀井コーチが言ってたんでね。いい走塁だったと思います」

 ーー中4日のグリフィンが好投。

 「いけるとこまでいきますというのは本人も言ってくれてたんで。その中で完璧に抑えてくれて。ピンチはあったんですけど、何とか抑えてくれたんで、今日の勝ちがあったと思う」

 ーー2番手・ケラーの回またぎも大きかった。

 「それは試合前から決めていたので。大勢の複数イニング、バルの複数イニングというのも、あるっていうのを決めていました」

 ーー非常に大きな1勝。

 「凄く大きいですけど、まだ試合は続きますんで。油断をせずに、1日空きますけど、引き締めてやりたい」

 ーー27日の本拠地優勝の可能性。

 「とにかくマジックは出てますけど、関係なく、目先の1試合を勝つために全力で頑張りたい」