訪米前に記者団の取材に応じる岸田首相(21日午前、首相公邸で)=後藤嘉信撮影

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 【ニューヨーク=工藤彩香】岸田首相は22日午後(日本時間23日未明)、ニューヨークの国連本部で開かれた「未来サミット」で演説した。

 機能不全が続く国連安全保障理事会の改革に向け、加盟国に対し「具体的な行動を進めるべきだ」と呼びかけた。

 首相は「法の支配」を貫徹する重要性を訴え、「力による一方的な現状変更の試みは許されない。自由で開かれた国際秩序こそが繁栄をもたらす」と指摘した。核軍縮にも触れ、「核兵器のない世界への歩みを止めるわけにはいかない。現実的かつ実践的な取り組みを推進する」と強調した。