花束を手に写真におさまる(左から)Tー岡田、頓宮裕真、宗佑磨、安達了一、小田裕也、佐野皓大、比嘉幹貴(カメラ・谷口 健二)

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 今季限りで現役を引退するT―岡田外野手、安達了一内野手、小田裕也外野手の3選手が出場予定だった今季のウエスタン・リーグのホーム最終戦となる22日の中日戦(シティ信金)は雨天中止となった。

 そのため、開門前から約1500人の長蛇の列ができるなど、大勢のオリ党が詰めかけたことからファンサービスとして急きょ、グラウンドでトークショーを開催。同じくユニホームを脱ぐチーム最年長41歳の比嘉も緊急参戦した。

 途中から土砂降りになっても、選手は傘をさし、スタンドで見守ったファンも食い入るように見つめた。現役の頓宮らによる花束贈呈に小田、比嘉の引退スピーチやサイン入りグッズの抽選会も行われ、球場が一体となった約1時間。T―岡田は「本当に朝早くから並んでくださっていたんで、なんとか試合がしたかったですけど、こういう形でも記憶に残してもらえたら」と感謝した。