開会した兵庫県議会。午後に不信任案が採決される予定(19日午前、神戸市中央区で)=八木良樹撮影

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 兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題を受け、県議会で19日午後、斎藤知事への不信任決議案の提案を求める動議が出された。

 休憩後に議会が再開され、全議員86人で不信任案を共同提案し、提案理由の説明や各会派の賛成討論が行われる。記名投票による採決が行われ、同日夜に全会一致で可決される見通し。

 県議会では斎藤知事の疑惑による県政混乱の責任を問う声が高まり、全会派が斎藤知事に辞職要求したが、斎藤知事は「私は続投したいという気持ちが強い」として辞職を拒否。県議会の全議員が不信任案を共同提案することでまとまった。