「親友の彼氏がクズ男すぎ…」女友だちの恋人に誘われた27歳女性が「とるべき行動」

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銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、親友の彼氏に誘われ困惑している27歳女性。親友にそのことを伝えるべきか迷っているそうですが…。彼女がとるべき行動を、佑雪さんがズバリ回答してくれます!

お悩み:「親友の彼氏に誘われました」

【クラブ佑雪】vol. 362

先日、親友に紹介された彼氏からSNSを通じて人気のテーマパークに誘われました。親友にはそのことを伝えていません。というか言えません。また、彼からのメッセージにも何も答えていません。でも、彼との結婚を夢見る彼女に、そんな程度の人であることを言うべきかと迷ってもいます。私はどうすべきでしょうか?

(カリナ 27歳未婚 会社員)

「親友の恋に対する正しいスタンス」

うーん、難問ですね。でも、こういう話って、あるあるなんですよね、困ったことに。この問題を解くには、いくつか前提を確認しないといけません。

まずですね、親友と彼は本当に正式な彼氏彼女なんですか? ってこと。親友にとってはその男性が本命彼氏であることは間違いないのでしょう。でも、彼にとっては? 本当は遊び目的なんだけど、付き合ってることにした方がめんどくさくないから、口先だけ“付き合ってる”ってことにしてるってこと、ありませんか? それに彼、そもそも、女性そのものを軽く見てないと、ご相談者さまのこと、誘えませんよね? いずれにしても、親友さんが考えているより、彼にとって、いろんなことがすっごく軽い。聞いてるだけで、わたくしもイヤな気分になりますし、人をバカにした話ですよね?

で、学生のあいだは「あなたの彼、私をデートに誘ってきたよ!」って親友に報告してもいいと思うんです。彼女を傷つけることになるけど、まだ友だち同士で「あいつ、サイテー」って言って文句言って、怒って、いつしか忘れることができると思うから。

でも、大人になるに従って、そうはいかなくなるというか、彼に託す重みが変わってくるじゃないですか。現に親友さんも彼との結婚を夢見てるわけでしょ? ちょっとな〜、言いにくいにもほどがありますよね。わたくしなら、自分の友だちには言わないかな。理由は、もしかしたら、自分が彼女にマイナスの感情をもたれる可能性があるから。

つまり、どこにプライオリティを置くってことですかね。彼女と自分の関係を壊したくなければ、言わない。彼女に「その男性、浮気性だよ」と忠告したいなら、言う。でも、その彼がキョロキョロしてようがなんだろうが、そんなのどうでもよくて、彼女の結婚という望みを応援するのであれば、ひとまず言わずに応援するっていうのも、ありだと思うんです。少なくとも確かに彼はご相談者さまを誘ってきたかもしれませんが、幸いにもそれは未遂に終わったわけですから。もしかしたら、今後も浮気せず、親友さんのいい夫になる可能性だってあるわけです。

それに、恋も結婚も自己責任ですからね。いくら親友であっても、それは立ち入るべきことじゃないのかも、とも思います。ただ、彼本人には「それ、どういう意味ですか? 親友に聞いてもいいですか?」くらいの返事はして、釘は刺してもいいんじゃないですかね? わたくしなら、そういう立ち回りをして、あとは行く末を黙って見守ります。それで結局、うまくいかなかったら、ホッと胸をなでおろすかもしれませんし、結婚しちゃったら、その一件は墓場までもっていくって感じですかね。なんか寂しく感じる部分もありますが、親友とはいえ、いえ、親友だからこそ、立ち入ってはいけない領域もあると思うんです。

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藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。

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文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子