銀行のATMで急にお金が下ろせなくなりました。どう対処すればよいでしょうか?何か考えられる原因はありますか?

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銀行のATMでは、キャッシュカードを使って現金の引き出しが手軽にできます。しかし、いざお金を下ろそうとした際、不具合が発生して引き出せないというケースに遭遇した方もいるかもしれません。もし、お金をすぐに使いたい場合に、どう対処すればいいかが知りたい人もいるでしょう。 今回は銀行のATMで急にお金が下ろせなくなったときにどうすればいいかをご紹介します。あわせて、お金が下ろせなくなってしまう原因もまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

銀行のATMで急にお金が下ろせなくなったときはどうすればいい?

銀行のATMで急にお金が下ろせなくなったときは、何が原因となってお金が下ろせなくなっているかを確認する必要があります。そのため、まずは口座を持っている銀行の窓口へ問い合わせましょう。
銀行の窓口へ問い合わせる際は、本人確認書類の提示を求められるケースが一般的です。一般社団法人 全国銀行協会によると、以下の書類が本人確認に使用できるとされています。

●運転免許証
●運転経歴証明書(2012年4月1日以降交付のもの)
●旅券(パスポート)(2020年2月3日以前に申請されたもの※)
●個人番号カード(マイナンバーカード)
●在留カード、特別永住者証明書
●官公庁が顔写真を貼付した各種福祉手帳(身体障害者手帳など)
●官公庁から発行、発給された書類で、その官公庁が顔写真を貼付したもの

上記を持参しないことには手続きができませんので、忘れないようにしましょう。また、口座情報を確認するためにキャッシュカードや通帳が必要になるケースも考えられますので、あわせて持参しておくと安心です。
 

銀行のATMで急にお金が下ろせなくなってしまう原因は?

銀行のATMで急にお金が下ろせなくなってしまう原因として、以下の3つが考えられます。

●口座が凍結されている
●キャッシュカードに問題が発生している
●引き出し限度額を超過している

それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。
 

口座が凍結されている

銀行でお金が下ろせなくなってしまう理由として、口座の凍結があげられます。よほどのことがなければ口座を凍結されることはありませんが、不正利用の可能性がある現金の移動が見られた場合、口座凍結につながるようです。
もし不正利用の疑いによって口座凍結につながっている場合、銀行の窓口での対応は難しいとされています。弁護士への相談が必要になるケースもあるようで、ほかの銀行口座が使えなくなっている可能性がある点にも注意しましょう。
 

キャッシュカードに問題が発生している

キャッシュカードに問題が発生している場合、ATMを使用してお金を引き出せません。例えばICチップの破損や磁気不良などが起きていると、読み込みエラーが起きてしまう可能性があるでしょう。
キャッシュカードが使えない場合は、通帳を使って窓口で引き出す必要があります。一部通帳でATMを使用できるケースもあるようですが、ほとんどの銀行が対応していないと考えた方がいいでしょう。
 

引き出し限度額を超過している

引き出し限度額を超過している場合、ATMを利用して現金を下ろせないようです。そのため、一度に多額の現金を引き出さなければならない場合は、窓口を利用するといいでしょう。
例として、みずほ銀行の場合は、生体認証対応ATMで100万円、ICカード対応ATMで50万円の上限が設けられています。三菱UFJ銀行の場合、1日の引き出し上限額は50万円です。
上限の金額は各銀行で異なるため、お金が下ろせない銀行の上限額を一度確認してみてください。
 

銀行ATMで急にお金が下ろせなくなったらまずは窓口への相談が推奨される

銀行のATMで急にお金が下ろせなくなった場合は、まず窓口へ相談しましょう。実際に窓口へ問い合わせれば、何が原因で下ろせなくなっているのかを特定してもらえるはずです。
銀行側の問題であれば、基本的にはその場で対応してもらえるでしょう。対して、不正利用が疑われている場合は、銀行で対処できない可能性もあるようです。
いずれにしても原因を特定しなければ先には進めませんので、まずは一度必要書類を持参し、銀行へ足を運んでみてください。
 

出典

一般社団法人 全国銀行協会 本人確認書類って何?
株式会社みずほ銀行 みずほ銀行キャッシュカードの1日あたりのATMご利用限度額
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー