「1ステージ2千円」20代役者、厳しい現実を語る　お給料と貯金の実態

街角給与明細の動画に、20代の役者さんが登場。
動画内では、自身の収入や将来の目標について語った。役者さんは、舞台によりお給料が大きく変動することを説明し、「チケットバッグか、動員数に応じてワンステージ分のギャラが決まる。それプラス、物販売上げがちょっと入る」と明かした。

ワンステージの最大と最小のギャラについて尋ねられると、「多分2万。1日2万ってことですね」と答えた。また、1ヶ月の稽古があっても本番が数日だけの場合、その月の収入が少なくなってしまう現状も説明。「ミニマムだと、事務所入ってた時はワンステージ2、3千円」と、厳しい時期を振り返った。

自身の目標について尋ねられた役者さんは、「役者だけじゃなくて、次の世代の人たちが活躍できる場所を作れるようになりたい」との意向を示しつつも、「けど、まず自分って感じです」と現実的な視点も加えた。

最後に貯金額について尋ねられた時、少しためらいつつも「貯金額は今多分30万円ぐらい。昨日が給料日だっただけで、あとは過去の頑張って手をつけなかったお金とか合わせてなんとか」と答え、「来月にはもう〇ぬかもしれない」と不安をのぞかせた。動画の締め括りとして次の世代への希望を抱きつつ、厳しい現実と向き合う姿が印象的だった。