もしもの時に慌てることがないように…… 非常時の「生理用品の備え」について考えよう!
地震大国と呼ばれる日本では、これまでに何度も大きな地震が発生しています。
ニュースを目にするたび防災に意識を向けなければ!と思いつつも、時間が経つと薄れてしまうのも事実。地震だけでなく台風などの自然災害時においても、万が一の備えは大切です。
9月は防災月間ということもあり、“もしもの時”も安心して過ごすことができるよう、備えについて今一度考えてみましょう!
みんなの防災への意識は?
ティッシュペーパーやトイレットペーパー、生理用品など幅広い生活用品を展開する「エリエール」では、2023年5月に「防災意識調査」を実施(※1)。2024年6月にも4800名に同様の調査を行ったところ(※2)、58.8%の人が「この1年で防災への意識に変化があった」と回答。令和6年能登半島地震以降、災害への意識が高まっていることが伺えます。
※1 エリエール調べ 2023年5月 n=604(クラブエリエール会員) ※2エリエール調べ 2024年6月 n=4,812(クラブエリエール会員)
災害時に在宅避難を検討したい?
さらに、災害時に在宅避難(災害時にそのまま自宅で避難生活を送ること)を検討したいと答えた人は92.5%。ほとんどの人が在宅避難を検討している模様。
災害に備えて日頃から備蓄している日用品は?
災害に備えて水や食品以外に備蓄している日用品は?との問いでは、トイレットペーパーと回答した人が82.7%。生理用品は35.4%、簡易トイレは33.1%と、3人に1人がなんらかの備蓄をしているよう。
日用品をどの程度備蓄しているのか?との問いでは、「2〜3日分」が最も多い25.7%、「1週間分」が24.6%、「4〜6日分」が13.6%という結果に。
防災スペシャリストとして、さまざまなメディアで活躍するNPO法人プラス・アーツ 東京事務所長を務める小倉丈佳さんは、水や非常食、携帯トイレなどは自治体の備蓄や支援物資などから比較的入手しやすいと語ります。ただ、大規模な災害では、物資があっても配布体制が整うまで1週間程度かかるといわれていて、1週間分を自宅に備蓄しておく必要があるのだそう。そして懸念したいのが、紙ものの備蓄とのこと。
「紙ものをはじめとする日用品は、買い占めなども起こり、手に入れにくい状況になることが予想されます。上・下水道は被害が出ると復旧まで1か月程度かかることも。トイレットペーパーやからだふきウェットシートなどの衛生用品は、1か月分を目安に備蓄できると安心です」
また、日用品を備蓄するうえでおすすめしたい方法が“ローリングストック法”。
「日用品を多めに買い置きしておき、古いもの(消費期限が近いもの)から日常的に消費し、減った分を買い足して補充する方法です。この方法では、普段使いの日用品と備蓄品を区別しないため、特別な保管場所を用意する必要がありません。また、いざというときに期限切れといった失敗もなくおすすめです」
在宅避難で役立つ紙モノ備蓄術とは?
「“紙もの備蓄”では、限られた空間を有効活用できるものを選ぶことが大切です。トイレットペーパーなら長巻タイプ、ティッシュならコンパクト設計のものを選びましょう」と小倉さん。突然の生理対策として、長時間交換不要で吸収力抜群のショーツ型ナプキンを備えておくとさらに安心!
「これらの備蓄品は1箇所にまとめず、玄関や寝室、2階など、こまめに分散して保管する“分散保管”をおすすめします。地震でドアがゆがんだり、棚が倒れて取り出せなくなるなどというケースにも対応できます。お家全体を防災倉庫として捉え、備蓄できる隙間スペースを探してみてくださいね」
お話を聞いたのは
NPO法人プラス・アーツ 小倉丈佳さん
防災を楽しく学べる教材や啓発ツールの作成、企業の社内向け防災啓発活動のコンサルティングなどを手掛ける防災スペシャリスト。
普段使いの生理用アイテムの備えも忘れずに!
そして、上記以外にも備えておきたいのが普段から使用している生理用品。
災害時には環境の変化によるストレスで生理周期が乱れてしまう可能性があり、外出先で被災することもあるかもしれません。もしものことを考え、平常時でもポーチの中に生理用品を多めに入れて持ち歩く、などの対策をしておくのもおすすめです。
また、災害時でも生活の質を保つために、自分に合った生理用品を備えるのも大切なポイント!
エリエールの生理用品ブランド「エリス」では、ショーツ型ナプキンから超スリムタイプの生理用ナプキンまで充実のラインナップ。大王製紙 フェミニンケア・ブランドマーケティング部 小野郁子さんに聞いた、おすすめの生理用アイテムを紹介します。
薄型だから持ち運びにも便利!
エリス コンパクトガード
「“エリス コンパクトガード”は、超スリムタイプの生理用ナプキン。わずか1.9mmの極薄シートでさらにスリムになりながらも、従来のナプキンの2倍吸収※1を実現。また、ファーやデニムなどさまざまな素材感のカラフルなデザインの個包装も特徴です」
※1:「エリス 新・素肌感 多い昼〜ふつうの日用 羽つき」との比較
左:エリス コンパクトガード 23cm 羽つき 多い昼用 23コ入 \382、右:エリス コンパクトガード 29cm 羽つき 多い夜用 15コ入 \382
肌へのやさしさを追求!
エリス 素肌のきもち
「肌へのやさしさを追求した生理用ナプキンで、日本初※2の保湿成分(グリセリン)を配合。肌あたりやわらかな「うるさらシート」を採用し、肌とのこすれを低減※3。肌への摩擦を低減したギャザー※4でさらに肌にやさしい仕様にしています」
※2:国内の主要生理用ナプキンのパッケージ記載成分において、表面シートにグリセリンを含む成分を配合した商品について、先行技術調査およびMintel社データベースを用いた大王製紙調べ(2021年8月) ※3:大王製紙従来品比 ※4:肌への摩擦によるせん断応力を約42%低減。大王製紙従来品比
左:エリス 素肌のきもち 23cm 羽つき 多い昼用 20コ入 \382、右:エリス 素肌のきもち 超スリム 23cm 羽つき 多い昼用 20コ入 \382
ブラウン&シンプルなデザイン!
エリス 素肌のきもち シンプルデザイン
「“素肌のきもち”の機能はそのままに、よりデザインをシンプルにした生理用ナプキンです。個包装もしっかりとしたブラウンの不織布で、中のシートが透けにくいように包んでいるのも特徴です。保管や持ち運び時にナプキンとわかりにくいデザインが◎」
エリス 素肌のきもち 超スリム シンプルデザイン 23cm 羽つき 20コ 多い昼用 \455
多い日の夜のモレ不安をサポート!
エリス 朝まで超安心
「安心の吸収力で、多い日の夜のモレの不安に寄り添う生理用ナプキンシリーズ。夜用ナプキン2枚分※5の吸収力が特徴です。おしりの谷間に沿って変形する吸収体と後ろモレストッパーで、おしり側のモレをブロック。表面シートで経血をぐっと引き込み表面もさらさら!」
※5:『エリス 新・素肌感 多い日の夜用 羽つき 29cm』との比較
エリス 朝まで超安心 360 特に多い日の夜用 36cm羽つき12コ入 \382
過多月経のための生理用ナプキン
クリニクス
「産婦人科医師からの意見を参考にして作られた、経血トラブルのなかでも経血量が多くなる「過多月経」に特化して開発した専門商品。夜用ナプキン5枚分※6の吸収力&2層構造で素早く吸収し、ふんわりした肌ざわりで快適さも両立しています」
※6:「エリス 新・素肌感(多い日の夜用)29cm」との比較(2020年7月時点)
エリス 朝まで超安心 クリニクス 量が心配な人用 40cm 羽つき 10コ入 \680
12時間交換不要。突然の生理対策にも!
エリスショーツ
「2023年に誕生したエリス初の生理用ショーツ型ナプキン。ナプキンとショーツが⼀体になっていて、夜用ナプキン3枚分※7の吸収力で12時間交換不要※8です。見た目もブラックでスタイリッシュに仕上げているので、突然の生理対策として防災バッグの中に入れておくのもおすすめです」
※7: 「エリス 新・素肌感 多い日の夜用 羽つき」との比較、※8:大王製紙調べ 個人差がありますので、経血量に合わせて適宜取り替えてください。交換不要を推奨するものではありません
エリス ショーツナプキン M-L 4コ入 \547
どう保管すればいい? 使用期限はある? 生理用品にまつわるQ&A
Q.生理用ナプキンの使用期限は?
「未開封の状態で高温にならず、直射日光が当たらない場所に保管した場合は、目安として3年お使いいただけます。また、3年を過ぎても使用できなくなるわけではなく、劣化が見られない場合は3年を過ぎてもご使用いただけます。防災用にいつもご使用のナプキンを1か月分多くストックしておき、先に購入したナプキンから使用していくローリングストックもおすすめです」
Q.生理用ナプキンの正しい保管方法は?
「ホコリや虫などが入らないように衛生的に保管します。ナプキンはパッケージに入れたままトイレの収納棚の引き出しや蓋付きのボックス・かごなどに入れておき、種類別に取り出しやすく分けておくといいでしょう。生理用品や保管用のボックスが部屋やトイレの中で目立ってしまいそうな場合は、インテリアとして飾りながら収納もできるおしゃれなケースなどを検討してみてはいかがでしょうか」
Q.生理用ナプキンの正しい収納方法は?
「防災バッグの中でかさばりやすいナプキンですが、パッケージから取り出し、チャック付きポリ袋に平らに詰め替えると収納しやすくなるのでおすすめです。“素肌のきもち シンプルデザイン”は、一見ナプキンらしくないので透明な袋に入れても安心ですよ」
お話を聞いたのは
大王製紙 フェミニンケア・ブランドマーケティング部
小野郁子さん
いざというときの心がけが、災害時の不安を軽減してくれるはず。
これをきっかけに、自宅のストックを見直してみましょう!
取材協力:エリエール
https://www.elleair.jp
エリエールお客様相談室 0120-205205(土日祝日を除く)
text_YOKO SUENAGA