「プリウス顔SUV!?」で話題に! トヨタ新型「C-HR」登場で注目は? 一方“初代で消滅”の反響は? 斬新デザインSUV、どんな人が欲しい?
斬新デザインが話題の新型C-HR。 日本は初代で消えた…反響は?
2016年にデビューしたトヨタのコンパクトクロスオーバーSUV「C-HR」。
その後、欧州トヨタでは2代目が2023年6月に登場していますが、日本では同年7月に生産終了しました。
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ユーザーからはどのような声が寄せられているのでしょうか。
2016年にデビューしたC-HRは、高い走行性能を誇る新世代プラットフォーム「TNGA」を採用したCセグメントのモデルです。
TNGAを採用したモデルとしては、2015年に登場した4代目「プリウス」に続く第2弾となりました。
コンパクトSUV市場には内外装デザインを重視するユーザーが多いことを踏まえ、独自の軽快さと力強さが大胆に融合した個性際立つスタイリングとなっています。
特にエクステリアは「センシュアル スピード-クロス」をキーワードに、スピード感あるキャビン形状・彫刻的な面造形となっています。
ダイヤモンドをモチーフに強く絞り込んだボディと大きく張り出したホイールフレアの対比が特徴的です。
また2019年のマイナーチェンジでデザインをワイドスタンスを強調するフロント&リアスタイルとすることで、よりスタイリッシュに進化した他、同時に「GR SPORT」を新設定。
対してインテリアは、質感・形状・色など細部にこだわり大人の感性に響く意匠を追求。
メーターを中心とした操作パネルをドライバーに向けて配置するなど、運転に集中できるドライバーズ空間となっています。
パワートレインは1.8L 直列4気筒DOHCハイブリッドシステムと1.2L 直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボを搭載のレギュラーガソリンの2種を設定。
前述の「GR SPORT」を新設定時には、1.2リッターターボ車(FF)に6速MT車を追加しています。
そんなC-HRですが、近年はBセグメントの「ライズ」「ヤリスクロス」、Cセグメントの「カローラクロス」というSUVラインナップ充実により、影が薄まり、次第に販売台数も落ち込んでおき、日本では2023年をもって生産終了。
一方で、欧州トヨタでは7年ぶりのモデルチェンジとして、2023年に2代目C-HRが発売されました。
パワートレインはハイブリッド(HV)とプラグインハイブリッド(PHEV)の2種類を用意し、全車電動車化を果たしています。
また安全性能についても、運転支援「トヨタ セーフティセンス」、機能充実を図ったコネクテッドサービスの採用。サステナブルな素材により環境への配慮も図っています。
デザインは基本的には現行C-HRを踏襲。一方で新たな要素として最新のトヨタ車に共通する鋭いフロントフェイスや、真一文字のテールランプなどを取り入れています。
欧州では販売を継続しているものの、日本ではC-HRの生産終了から約1年が経過しています。
SNSでは、2代目に対して「斬新デザイン」「かっこいい」「プリウス顔みたい」など様々な声が寄せられていました。
一方で販売店に寄せられるユーザーからどのような反響があるのでしょうか。首都圏のトヨタ販売店担当者は次のように話します。
「生産終了したC-HRについて、『立体駐車場でも問題なく駐車できるほどのコンパクトSUVだったのに残念』と嘆くお客様が少なくありません。
またマイナーチェンジでGR SPORTやMTが追加されたことで、SUVでスポーティな走りを楽しみたい人からも支持されていました。
2代目について、発表された際にはデザインを好まれる人などから問合せがありました。
しかし、その後は海外専売車であるため、それ以降はあまり期待されるお客様は多くないようです」
日本にてC-HRにこだわるユーザーは中古で求めることとなりますが、中古車市場にはどのような声が寄せられているのでしょうか。
トヨタの認定中古車販売店の担当者は次のように話します。
「当店をはじめとして、一部の店舗ではC-HRの中古車を取り扱っております。
『コンパクトSUVを乗り回したい』という人は少なくなく、そのようなお客様にとっては『生産終了していないカローラクロスやハリアーは大きすぎる』と感じられるようです。
一応海外では2代目C-HRが展開されていますが、日本では導入されていないため、中古であっても初代C-HRが好まれています」
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C-HRは日本での生産期間は約7年と短いものになりましたが、現在でも一定の人気があります。
競合車種は多いものの、その取り回しの良さやデザイン、走行性能を望むユーザーも多いようです。