レッズ戦に先発したヤンキースのカルロス・ロドン【写真:Getty Images】

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ロドンが交代を告げられマウンドで“怒り”

【MLB】レッズ 3ー2 ヤンキース(日本時間4日・ニューヨーク

 ヤンキースのカルロス・ロドン投手は3日(日本時間4日)、本拠地でのレッズ戦に先発。3点ビハインドの6回1死一塁の場面で降板を告げられると、マウンドで「No way!(嘘だろ)」と叫んで怒った様子。ファンからは「彼は何をしているのか」「落ち着け」と疑問の声があがっている。

 2回にマルテに2ランを打たれて先制を許すと、5回にもフェアチャイルドにソロを被弾した。3点ビハインドの6回には先頭のデラクルーズを打ち取るも、続くキャンデラリオに四球を与え、ここでアーロン・ブーン監督が交代を告げてマウンドへ向かった。ロドンはマウンド上で不満げな表情を見せ、「No way」と連呼。納得いかない表情でベンチへ下がった。
 ヤンキースは2022年オフ、ロドンと6年1億6200万ドル(約261億円)の超大型契約を結んだが、昨年は14登板で3勝8敗、防御率6.85に終わった。今季は5月から6月にかけて7連勝していたが、直近4試合では計23失点で4連敗となっている。

 米メディア「ジョムボーイ・メディア」のヤンキース専門アカウント「トーキン・ヤンクス」が公式X(旧ツイッター)に「カルロス・ロドンはアーロン・ブーンに交代させられたことに腹を立てた」と動画を投稿。ファンからは「どうして怒るのか」「彼が文句をいうことはできない」「昨シーズンの彼に戻ってしまった」「その特権を得るのに十分な投球をしていない」と厳しい声が並んだ。

 試合後、ロドンは「悪い方向に受け取られたくはない。あの回は残って最後の2アウトを取りたかった」と、クオリティスタート(6イニング以上&自責点3以内)目前で交代を告げられ、感情が昂ってしまったことを冷静な表情で振り返った。

 6月27日(同28日)のブルージェイズ戦では8点を奪われ、5回1死二、三塁の場面で交代のために指揮官がマウンドへ向かうも、これを“拒否”。結局続投となり、ブルペンからマウンドへ向かおうとしていた投手が引き返す珍事があった。(Full-Count編集部)