スポニチ

写真拡大

 神宮球場で823日ぶりに奥川恭伸投手(23)のために「宿命」が流れた。

 6月14日の交流戦・オリックス戦で980日ぶりの勝利を挙げた。そのときは敵地。2022年3月29日・巨人戦以来の神宮マウンド。

 右肘痛、左足首の骨折、腰痛と相次ぐ故障を乗り越えた右腕の姿にこの曲はよく似合った。

 奥川がエースとして星稜(石川)を準優勝に導いた19年、甲子園大会を特集する人気番組、テレビ朝日系列「熱闘甲子園」のテーマソングがOfficial髭男dismの「宿命」だった。

 ロッテ・佐々木朗希、オリックス・宮城大弥、阪神・西純矢ら同じ年のライバルがひしめく。奥川は「自分がこの世代の顔であることを宿命にするため、この曲をテーマ曲にしている」と明かした。

 ネットでは「神宮で宿命聴ける日が来た」「神宮で宿命流れるの普通に泣く」「奥川さんを迎え入れる大歓声(涙)」「宿命流れて泣いていいですか」と感動の声が寄せられた。