千秋楽を迎えた舞台「天国への階段 北海道 re-mix」に出演した(前列左から)小橋亜樹、森崎博之、鈴井貴之、河野真也、北川久仁子、(後列左から)滝谷美夢、舟木健、安保卓城、瀧原光

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 俳優・鈴井貴之(62)の作・演出による舞台プロジェクト「OOPARTS(オーパーツ)」の特別公演「天国への階段 北海道 re―mix」が23日、札幌市の道新ホールで千秋楽を迎えた。

 孤独死の現場を片付ける特殊清掃員たちを題材にした作品で、1963年の開館以来、長年親しまれてきた道新ホールが今月末で閉館するため、7年前に初演された作品を再演した。

 今回は鈴井を始め、演劇ユニット「TEAM NACS」の森崎博之(52)、また演劇初挑戦で元ファイターズガールの滝谷美夢(25)らがキャストを務めた。

 この舞台に何度も立ち、キャリアを築いてきた鈴井は「僕も道新ホールと同世代(1962年生まれ)なので、送別の意味を込めて演じさせていただいた」と感慨深げ。滝谷は「今まで、この舞台に立ってきた方々の思いに背中を押してもらいました」と千秋楽に万感の思いを込めた。