そこから好きなことをしようと、子どもの頃からの夢だったアイドルをやりたいなと思い始めて、いろいろなアイドルグループのオーディションを受けるようになりました。そこで新しいグループを作るところに入れてもらって、アイドル活動をスタートさせたのですが、紆余曲折はたくさんありました。「整形アイドルプロジェクト」で4グループ目ですね。そどこにも所属してない空白期間はありますが、アイドル歴は約10年です。

◆総額約522万円!“豚の軟骨”を顔に入れて整形

――そういう紆余曲折あり、今があるんですね。総額約522万円をかけた整形はどの部分をしましたか?

姐鬼:口の中以外は全てしましたね。まず目を切開して、目尻を切って、横広くしたり、鼻の下を短くしたり、いらないところは脂肪吸引して、頬がこけてくるところは脂肪を入れたりしています。上顎骨のところには“豚の軟骨”を入れています。『週刊さんまとマツコ』でさんまさんに「手術は居酒屋で?」とネタにもしていただきましたが、豚の軟骨は口の中を切って、そこから入れる感じですね。

 あと口元が常時アヒル口になるように口角の形も変えてもらいました。手術中のことは全く覚えていなくて、全身麻酔で寝て起きたら全てが変わっていた感じです。術後は顔が腫れてパンパンになったのですが、2日後からはマスクつけずに外を歩くこともできました。でも、その翌日にまた急に顔がかなり腫れちゃって、蜂に刺されたというか、ケンカしてボコボコにされたみたいな顔で、「本当に治るのかな……」と一瞬不安になったこともありました。結局ちゃんと腫れは治まりましたが。

 あとは口の中にもメスを入れたので、しばらくはご飯も食べられなかったです。ストローでフルーチェを吸ったり、ウィダーインゼリーで栄養を摂ったりとか大変でした。でも、手術してくれた先生はすごく優しくて、「ちゃんと治るからねー」と言って励ましてくれました。だいたい1週間で、顔全体が黄色くなってきて、そしたら抜糸して終わりです。今でもちょくちょくボトックス注射など追加の整形をして今に至ります。

◆整形して困ったことは「特にない」

--整形のオーダーは自分で行ったのでしょうか?

姐鬼:こういう鼻になりたいとか、ある程度は希望通りにしてくれました。でも、元の顔の性質上、こういう顔にはできないというのもあるので、そのあたりは無理な整形にはならないように配慮してくれました。

 個人的には、人中(鼻の下)の長さが気になってたので、そこが短くなってかなり大満足です。今の私の人中は石原さとみさんと同じ長さなんです。あとは、橋本環奈さんみたいな大きくもなく、小さくもない主張のない鼻、「忘れ鼻」って言うんですけど、それになりたいとお願いもしました。顔の中心なので、なるべく目がいかないようにとお願いしました。面長気味なのも嫌だったので、なるべく卵形になるようにお願いしました。

--全体を変えたんですね。整形してから前と違って困ったことはありますか?

姐鬼:今のところはほとんどありませんね。あえて言えば、整形で常にアヒル口になった状態なので、怒った表情をするのが難しいところですかね。常に半笑いなので、真剣な話をしていても、怒っているように見えないんです(笑)。あとは、理想の自分になれたのですが、また新たに変えたいところが出てきてしまうので悩んでいます。あまりよくないのですが、まだ満足はしていなくて、次はこれやりたいなって。

◆ちゃんとファンの顔を見て話せるようになった

--整形したことを知っている方には何か言われましたか?

姐鬼:前のグループを辞める時に、ファンの方に「整形アイドルプロジェクトに入る」と伝えたら、「そのままでも十分カワイイと思うけど、もっとなりたい自分があるのなら応援する」と言ってもらえたのは嬉しかったです。大きく印象が変わったとかは特に言われていませんが、「脂肪吸引をして顔が小さくなった」「健康的な顔になったね」と言われたことはあります。