ベルトを奪取した杉浦貴(左)と丸藤正道

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 「プロレス・ノア」(16日、横浜BUNTAI)

 GHCタッグ選手権試合が行われ、挑戦者の丸藤正道、杉浦貴組が王者のジャック・モリス、アンソニー・グリーン組を破って、2012年12月9日から2013年3月10日まで保持して以来、11年ぶりに王座を奪回した。

 30歳のモリスとグリーンに対し、44歳の丸藤と54歳の杉浦は真っ向勝負を展開した。終盤、杉浦とグリーンの局面になり、杉浦が肘打ちの連発からラリアット。これは意地のグリーンにカウント1で返されたが、続く五輪予選スラムで3カウントを奪った。丸藤と杉浦が握手を求めると、試合内容に納得できたのか、モリスとグリーンも応じた。

 杉浦は「丸さんと巻けたことがうれしいよね。今の時代にそれがあって」と喜び、丸藤は「11〜12年ぶりですか。生まれた子供が小学6年生。でも、かなってしまうのがプロレス、かなえてしまうのが俺たち」と感慨を口にすると、「俺たちイケおじですから…自分で言うなって」とノリツッコミも見せた。

 丸藤はこの日、7・13日本武道館大会でのAJスタイルズ(WWE)戦が発表されており、「大切な(WWEとの)1発目だと思ってるし、しっかりコンディションを整えて、あの素晴らしい世界のAJスタイルズに勝ちたいと思っています」と意気込みを示した。

 この日はGHCジュニアヘビー級選手権試合も行われ、王者ダガがスターボーイ・チャーリーの挑戦を退けて王座を防衛。試合後にAMAKUSAがリングインして挑戦を表明し、ダガも受諾した。また、第7試合のタッグマッチでGHCナショナル王者HAYATAを変型ヒールホールドで仕留めた佐々木憂流迦がナショナル王座挑戦を表明し、HAYATAも受諾した。