YOICHI

写真拡大

 「プロレス・ノア」(16日、横浜BUNTAI)

 GHCヘビー級選手権試合は王者・清宮海斗が新日本プロレスのゲイブ・キッドの挑戦を退け、防衛に成功したが、英国に長期遠征中だった稲村愛輝改めYOICHIが出現し、7・13日本武道館大会での挑戦が決定的になった。

 序盤から流血させられた清宮だが、エプロンで背後からドロップキックを放って鉄柱に頭部から激突させ、流血のお返し。エプロンやコーナー2段目からのタイガースープレックスなど、破天荒な攻撃を見せる。最後はラリアットをかわすとコーナーに駆け上がって振り向きざまのレッグラリアット一閃。続けて後ろから前からシャイニングウィザードをブチ込み、3カウントを奪った。

 勝利のマイクアピールを行う清宮の前に、和風のテーマ曲とコスチュームのYOICHIが現れ、にらみ合うと「いま俺がこの場所に来たってことは分かるよな?次は俺、YOICHIが挑戦するぜ!」と挑戦表明。

 清宮は「海外から戻ってきてすぐ取れるほどこのベルトは甘くねえぞ!GHC挑戦?100年早いんだよ!」と一喝しつつも「今日ここで出てきたおまえの気持ちだけは認めてやるよ!取れるもんなら俺から取ってみろ!」と受諾した。

 いったん引き上げかけたYOICHIはきびすを返し、清宮との握手に応じるふりをして裏投げでKO。「生ヌルい革命か気取ってんじゃねえよ!おまえをぶっ飛ばして新しいノアの夜明けの始まりだーっ!」と叫ぶと、名前の通り、那須与一ばりに弓を引くポーズを決めた。

 バックステージのYOICHIは「リングで言った通り、生ヌルい革命家気取った清宮海斗をぶっ倒して、新しいノアの夜明けを始める」ときっぱり。へたり込んだ清宮は「おいYOICHI。ノアの一番いいところで、ノアにとって一番いい場所で、おまえに一番の恥かかせてやるよ。やってやるよ!」と報復を誓い、ノアの一番いい場所=日本武道館で挑戦を受けることを宣言した。