イタリアの失点が話題に【写真:ロイター】

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アルバニア戦でスローインのミスから失点

 イタリア代表は現地時間6月15日に欧州選手権(EURO)の大会初戦でアルバニア代表と対戦し、開始23秒で先制ゴールを許した。

 イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」によると、これはキックオフからのEURO史上最速ゴールになったという。

 アルバニアのキックオフで始まったゲームは、ロングボールが流れてイタリアが左サイドの低い位置でスローインを得る形に。ここでイタリアはDFフェデリコ・ディマルコがGKジャンルイジ・ドンナルンマへのパスを狙ったようなスローインを行ったが、そのままこれがアルバニアのMFネディム・バイラミに渡るまさかの事態となり、バイラミが蹴り込んで先制ゴールになった。

 この時、試合開始からわずかに23秒。同紙によると、「EUROにおいて試合開始から1分以内にゴールが決まった試合はかつてなく、2004年のロシアとギリシャの試合でロシアのディミトリ・キリチェンコが試合開始65秒で決めたものが最速だった」として、ユーロ史上最速ゴールが誕生したとした

 また、同紙によるとイタリア代表にとって1978年アルゼンチン・ワールドカップ(W杯)のフランス戦でベルナール・ラコンブに開始38秒で決められた記録を塗り替えるものになったとのこと。W杯やユーロといった主要国際大会での最速失点になったとされた。

 衝撃のスタートを切る形になった前回王者イタリアだが、DFアレッサンドロ・バストーニの同点ゴールとMFニコロ・バレッラの一撃で前半16分までに2得点して逆転に成功。ほかにスペインとクロアチアも同居する「死の組」と呼ばれる大会初戦に2-1で勝利したことで、同紙も「ホラーな発進」と報じるなど不名誉な記録に名前を残したものの事なきを得る形になった。(FOOTBALL ZONE編集部)