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近年、日本には不動産バブルが到来している。加えてマイナス金利の解除も決定し、「家を買おうと思っていたけど、今はタイミングじゃないのでは?」と不安に感じている人も多いのではないだろうか。
そんな住宅購入を不安に感じる人の悩みを解決するために『住宅購入の思考法』が発刊された。本記事では、著者の江口亮介氏による住宅購入に関するオリジナルコンテンツを配信する。

プロが教える「資産価値が下落するマンション」の特徴ワースト3

 今回は資産価値が下落するマンションの特徴についてお話ししていきます。家を買う際に資産性も大事にしていきたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

1.人口減少していくエリアに立地

 当然ですが、人口減少していくエリアは需要が減りやすいエリアです。物件の価値とは「土地の価値」「共有部の価値」「専有部の価値」の3つから構成されますが、土地の価値が比率としては最も大きく全体の7〜8割ほどを占めると言っても過言ではありません。

 その点から考えると、人口が減り、需要が減っていくエリアは土地の価値も下がりやすいので、注意が必要でしょう。

 では、逆に人口増加が見込まれるエリアにはどういった特徴があるのでしょうか。それは次の3つの特徴としてあらわれます。

1.都心や各都市の中心地(またはそこへのアクセスがいい)
2.大規模な再開発エリア
3.人気駅が利用できるエリア

 1については言わずもがなかと思います。2の再開発エリアについては駅前に大型の商業施設などができる場合、そこに人が集まってくるため、人口も増えていく可能性が高いです。

 3の人気駅はターミナル駅のような利用者が多い駅があるエリアは、仮に付近の人口が減っても、そこに人が集まってきやすいため、資産価値は保たれやすい傾向にあります。これらの物件は当然価格も高いですが、その分価値も保たれやすいでしょう。

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