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誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

夢を叶える秘訣とは?

今日は「夢を叶える秘訣」についてお話したいと思います。

夢を叶えるために、いちばん大事なことは、第一に「諦めないこと」です。

夢があるうちは、諦めてはいけません。そうは言っても、実は何もしなくてよいのです。

諦めないことが大事
でも、諦めてもいい?

夢を抱いて行動し、諦めなければ、どこかで叶う可能性が高いからです。

もちろん、諦めればそこで終わりですが、夢を諦めることも、決して悪いことではありません。夢でなくなっただけのことです。

自分が抱いた夢に対して、無理に何かをしなくてもいいのです。したければ勝手にいろいろとやっているものです。

自分の夢の本質を探る

夢を諦めたときには、もうその夢には興味がなくなっているということ。諦めたときは、それでよしとするしかありません。

私自身、かつて作家になりたいという夢がありました。しかし、精神科医としての現実を考えると、自分がサッカー選手になるのと同じくらい夢物語に思えたのです。

でも、自分の夢を深堀りしてみると、本質的には「自分の文章を多くの人に広く読んでもらいたい」ということだと気づいたのです。

思い立ったら即実行

夢には本質があります。作家になりたいというのは、その本質の入り口に過ぎなかったのです。そして、本質にたどり着けば、夢を簡単に諦めずにすみます。

アテクシの場合、自分の文章を多くの人に広く人読んでもらうため、まずはブログを書いて、そこで人気が出れば本につながるだろうと考えました。

目標を立てては、即実行する。そう、考えているばかりでなく、行動に移すことがとても大切なのです。そのように試行錯誤を重ねてきました。

失敗したって
恥ずかしくない

ブログの次にTwitter(現・X)でも、書き溜めたメモをもとにつぶやき始めました。そして、人気が出て、本の出版に至ったのです。

つまり、自分の夢を実現する手段は1つではないわけで、可能性があるなら行動を起こすことが大事なのです。

ほとんどの人は、考えるばかりで行動を起こしていないのではないかと思います。失敗したっていいですし、失敗したって恥ずかしいことは1つもないのです。

いろんなことにチャンレンジ
するうちにわかることもある

ですから、まずは夢の本質を見極めることが大切です。

サッカー選手になりたいのが夢の本質なら構いませんが、もしかしたら「サッカーに関わる仕事をして人を喜ばせたい」のが本質かもしれません。

夢の本質がわからないうちは、いろいろなことにチャレンジしてみるのがよいでしょう。そうするうちに自分の夢の本質が見えてくるはずです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。