米高校野球で生まれた珍プレーが話題だ(画像は「WOSN」公式Xより)

写真拡大

本塁のクロスプレー…タッチアウトにしたのは中堅手!?

 米国の高校野球で、誰もが目を疑うプレーが飛び出した。中堅手がボールを捕球後、打者走者と“鬼ごっこ”を繰り広げ、本塁寸前でタッチアウトにしたのだ。現地の放送席は「信じられない」と大興奮。米ファンからも「ワイルドだ」「こんなの見たことない」と驚きの声が相次いだ。

 話題のプレーが飛び出したのは24日(日本時間25日)に行われたオハイオ州の地区大会決勝、フォート・リカバリー高校とマリオン・ローカル高校の一戦だ。

 6回1死無走者の場面で、11-3とリードしたフォート・リカバリー高の打者は二遊間の後方にふらふらとフライを打ち上げた。前進する中堅手と下がる内野手の間にボールは落ちてヒットに。打者走者は、がら空きとなっていた二塁に達した。

 守備側も慌ててベースカバーに入るが、そのせいで今度は三塁ががら空きに。走者は全く足を緩めずに先の塁を狙った。ボールを抑えた中堅手はアウトを奪うのを諦めず、背中を追うようにして爆走。しかし、遅れて三塁カバーに捕手が入ったため今度はホームベースに誰も守備の選手がいないという“悪循環”に陥っていた。

 走者をアウトにするにはタッチするしかない。中堅手は猛然とホームへ。走者とほぼ同時に頭から飛込み、ともに倒れこんだ。一拍置いて、審判が下した判定はアウト。コールの直後、スタンドからは大歓声が上がった。

 米オハイオ州のスポーツ専門局「WOSN」が公式X(旧ツイッター)に「中堅が本塁でタッチアウトするのを見たことある? これをどうぞ!」と題して動画を公開すると、米ファンからは様々なコメントが集まった。

「捕手と三塁手は何をしてるんだ」
「良い走塁の判断だったけど」
「俺は今、一体何を見たんだ」
「凄いね!」
「何だこりゃ」
「こんなの見たことないぞ」
「信じられない」
「ワイルドだ」

 カバーリングを徹底する日本ではなかなか見られない珍プレー。試合はそのままフォート・リカバリー高が勝利した。

(THE ANSWER編集部)