世界の平均寿命、新型コロナで約2歳短縮 WHO
![新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにマスク着用を呼び掛ける看板。2021年の英ロンドンで(2021年12月18日撮影)。(c)Tolga Akmen / AFP](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/b/9/b91b5_1351_4e6349c0_73420d32-m.jpg)
平均寿命と健康寿命は着実に伸びてきたが、新型コロナにより後退したとしている。
WHOの年次報告書によれば、2021年の世界の平均寿命は1.8歳短くなり、71.4歳。健康寿命は1.5歳縮まり、61.9歳。いずれも2012年と同水準に落ち込んだ。
同論文の研究チームは、新型コロナはこの半世紀のどんな要因よりも平均寿命に「多大な影響」を与えたと指摘。新型コロナ、もしくはその流行に伴う医療崩壊による2020〜21年の超過死亡は1590万人に上ったと推定している。
だが、WHOの調査によれば、平均寿命は世界中で一律に短くなったわけではない。
北南米と東南アジアは新型コロナの影響が最も大きく、平均寿命は約3歳縮まった。一方で西太平洋は最も影響が少なく、わずか0.1歳の短縮にとどまった。
【翻訳編集】AFPBB News
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