名称、知っていますか?

三角柱のタイプも存在


道路の分岐点などで見かけるクッションドラム(画像:haku/PIXTA)。

 国土交通省 多治見砂防国道事務所が2024年5月8日(水)、公式X(旧Twitter)へ「運転中あるある なんか派手な丸いもの これ何!?」と投稿しました。添付された写真には、特に道路の中央で見かける円柱形の物体が写っています。
 
 これは「クッションドラム」といいます。同事務所によると、クルマが衝突したり、接触したりした時に衝撃を緩和吸収し、被害を小さくするためのものだとしています。

 よく設置されているのは、道路の分岐点をはじめとした事故多発地点です。遠くからでも目立つよう、大部分が赤色と白色の市松模様で塗り分けられていたり、または黒色で「V字」が描かれていたりします。円柱形のタイプで大きさは、直径60cm程度、高さ80cm程度。なお、メーカーによっては三角柱のタイプもあります。

 クッションドラムの中には何か入っているのでしょうか。同事務所によると、中身は水袋とのこと。20リットルの袋を詰めるのが一般的で、前出の円柱形タイプは200リットル分入ります。三角柱のタイプは倍の400リットル入るといい、ほかにも100リットルタイプなど、メーカーごとにいくつか種類があります。

 メーカーによると、クッションドラムは複数個を組み合わせるとより効果を発揮するそうです。

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