『バッドボーイズ』シリーズの思い出を語るウィル・スミス(右)、マーティン・ローレンス

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 映画『バッドボーイズ RIDE OR DIE』(6月21日公開)より、ウィル・スミスとマーティン・ローレンスが『バッドボーイズ』シリーズの思い出を語る特別映像が解禁となった。

【動画】当時に思いを馳せるウィルとマーティンの特別映像

 1作目『バッドボーイズ』(1995年)の現場の写真を見て爆笑するウィルとマーティン。若かりし頃の自分の姿を見て「俺はタフガイだと、自分はマッチョだと思ってたのさ。大間違いだった。現実はガリガリの若造」と当時を振り返る。

 続いて映し出されたのは『バッドボーイズ2バッド』(2003年)のマーカスの娘をデートに誘いに来た少年・レジーをマイクとマーカスがまくし立てるシーン。このシーンはぶっつけのアドリブで行われたと明かし、「マイケル・ベイ監督が俺たちに言ったんだ。レジーを困らせろとね。だから怒ったフリを」「示し合わせて口ゲンカしたんだ。彼のこの表情はマジさ、本当にオロオロしている」とレジー役が素人の少年だったゆえのリアルな演出をウィルが明かす。

 また、撮影現場を楽しむ自分たちの写真を見て、ウィルが「当時、何をしてるか分かってた?俺も作ってるものがまさかあんな…」と問いかけると、マーティンは「マイケル・ベイ監督がマッドサイエンティストなタイプとは!あんなふうに作品を仕上げるとは思わなかったね」と、本作で映画監督デビューを果たしたマイケル・ベイ監督のあまりの才能に困惑した当時の思いを告白。

 今では映画界になくてはならない存在となり、”ベイヘム”とも言われる迫力の映像でその才能を轟かせるマイケル・ベイ監督。「CMやMVはやっていて映画は初だったのに、『バッドボーイズ』で名を馳せた」とウィルは彼の華々しいキャリアのスタートに称賛を贈った。

 数々の写真を見て当時の自分についてウィルは「当時は道を切り開こうと、何かを成そうと必死だった。夢を叶えてるとも知らずにな。まさに夢だよ、これこそ俺が抱いてた夢の頂点じゃないか、そこにいたのに気づかなかった」とコメント。

 『バッドボーイズ』で初の映画主演を飾ったウィル・スミス。本作をきっかけにスターダムを駆け上り、そこから『インデペンデンス・デイ』や『メン・イン・ブラック』など次々とヒットをとばすことになった当時の自分が、知らず知らずのうちにまさに”夢の頂点”にいたと感慨深げ。

 ほかにも極寒に耐えた撮影や、犬に襲われかけた思い出、爆発に苦戦するエピソードなど、ウィルとマーティンが楽しそうに当時を振り返り、レジェンド映画の歴史と2人の絆の深さを感じることができる特別映像となっている。

■映画『バッドボーイズ RIDE OR DIE』は?

 マイアミ市警の敏腕ベテラン刑事コンビ、バッドボーイズことマイク(ウィル・スミス)とマーカス(マーティン・ローレンス)。彼らの亡き上司ハワード警部(ジョー・パントリアーノ)に、麻薬カルテルと関係があったという汚職疑惑がかけられる。無実の罪を着せられた上司のために、独自に捜査をはじめた2人は、上司が遺した最後のメッセージ「内部に黒幕がいる。誰も信じるな!」という言葉を胸に、汚名返上のための命がけの戦へと突き進んでいく。