山梨県富士河口湖町のコンビニエンスストアの前で写真を撮る観光客(2024年5月3日撮影)。(c)Philip FONG / AFP

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【AFP=時事】山梨県富士河口湖町で、観光客に人気の富士山の撮影スポットに「目隠し」が設置されることになったが、工事が完了する前の3日も、現地には大勢の観光客が訪れた。

 26日にAFPの取材に応じた町の職員によると、同町ではどこからでも富士山が見えるが、この場所はコンビニエンスストアの後ろに富士山が見える点が「とても日本的」だという評判が広まり、主に外国人観光客の間で人気のスポットとなった。

 だがコンビニ周辺はごった返し、集まった観光客は交通標識や警備員による再三の警告を無視。コンビニ近くの歯科医院は無断駐車や、撮影目的で屋根に登られる被害にも遭っている。

 こうしたことから富士河口湖町では目隠しの設置に踏み切った。高さ2.5メートル、幅20メートルほどの黒いネットが張られることになっている。

【翻訳編集】AFPBB News

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