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映画『デッドプール&ウルヴァリン』から公開されたばかりの内で、デッドプールとウルヴァリンが戦うアクションシーンの構図が、サム・ライミ版『スパイダーマン』(2002)のものとソックリだと話題になっている。

やが指摘するこちらの比較映像は、『スパイダーマン』 でクモのスーパーパワーを得たばかりのピーター・パーカーが、いじめっ子フラッシュ・トンプソンのパンチをかわすシーンと見比べるものだ。上体を逸らして左、右のパンチをかわしたのち、左フックをダッキング。上体を起こしたところに飛んでくる右アッパーも回避した。

並べて見てみると、攻撃側のパターンや、ノーガードでいなす回避側の動き、そしてカメラワークの大部分がほとんど一致していることがわかるだろう。

メタ的なデッドプール作品のことだから、これは『スパイダーマン』への意識的なオマージュなのかもしれないし、あるいは単なる偶然で、“よくある振り付け”の類なのかもしれない。『デッドプール&ウルヴァリン』と『スパイダーマン』のクレジットを確認しても、両作を担当しているスタント・コーディネーターやファイト・コーディネーターの名前は見当たらない。もしかしたら、“猛々しい相手の連続攻撃を易々と交わすアクション”として、『スパイダーマン』のこのシーンが参考にされたこともあるかもしれない。

『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年7月26日日米同時公開。

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