一ノ瀬メイ氏
元パラ五輪競泳選手の一ノ瀬メイ氏が、28日の都内で、スポーツ界が手を取り合って行う、使い捨てプラスチックごみの削減プロジェクト『HEROs PLEDGE(ヒーローズ プレッジ)』の発表会に、同プロジェクトの協力アスリートとして挨拶に立った。

『HEROs PLEDGE』は、日本財団がアスリートと共に社会課題解決の輪を広げていくことを目的とした、新たな取り組みの一つ。スポーツ界全体が協力して、使い捨てプラスチックごみを削減し、「スポーツ界から使い捨てプラゼロに」という大きな目標を、本日の会場で発表。その目標達成に向けて「2027年度末までに、主要スポーツの興行における使い捨てプラごみの半減」という、途中のステップも示されていた。

アスリートを起点としながら、スポーツ界が一体となり、力を合わせていくプロジェクト。一ノ瀬氏の他に、井本直歩子氏(競泳)、岩崎恭子氏(競泳)、伊藤みき氏(スキーモーグル)、渡部暁斗(ノルディックスキー複合)、田渡凌(バスケットボール)、都筑有夢路(サーフィン)ら、現時点で33名のアスリートがパートナーとして参加表明をしている。

▼ 一ノ瀬メイ氏

日本財団『HEROs PLEDGE』発表会にて


協力アスリートの一人として「パラ水泳をしていました一ノ瀬と申します」と話し始めて「私自身は、4年前に環境問題を勉強したことをキッカケに、個人で出来るアクションを続けてきました。ですが、正直…スポーツ界でそんなアクションをしていると、凄い、変わり者扱いをされることが多かったです。でもですね、少し前に井本(直歩子)さんに出会い、このプロジェクトがスタートしたことで、こんなにたくさんの皆さん、仲間と出会うことが出来ました」とこれまでの動きを簡単に説明。

そして、同プロジェクトが動き出すと「スポーツ界から環境問題に向き合うスタンダードを築いていけるんじゃないかと、凄くワクワクしています。オリンピック、パラリンピックは平和の祭典と呼ばれてきました。これから先の未来、その言葉を本物に近づけるには、スポーツ界が気候変動とか環境問題に加担している側から、地球環境を再生する側に回っていく必要があると思っています。このプロジェクトを通して、私もそうしていけるように頑張っていきます」と意気込みを口にしていた。

▼ 井本直歩子氏




▼ 伊藤みき氏


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