NVIDIA 6Gワイヤレス通信を進化させるAI研究・開発者向け「6G Research Cloudプラットフォーム」を発表 富士通やソフトバンクなどと連携

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NVIDIAは、ワイヤレス テクノロジ業界の次の段階の開発ライフサイクル全体を構築するための新しいアプローチを研究者に提供する「6G Research Cloudプラットフォーム」をGTC2024にて発表した。
「NVIDIA 6G Research Cloudプラットフォーム」は、オープンで柔軟性があり、相互接続が可能で、無線アクセスネットワーク(RAN)テクノロジ向けに、AIを進化させるための包括的なスイートを研究者に提供する。同プラットフォームにより、企業は数兆のデバイスとクラウドインフラストラクチャを接続する6Gテクノロジの開発を加速し、自律走行車、スマートスペース、幅広い拡張現実と没入型教育体験、協働ロボットによってサポートされるハイパーインテリジェントな世界の基盤を築くことができる。
なお、最初の採用企業であり、エコシステムパートナーとなる企業は、Ansys、ETH Zurich、富士通、Keysight、Nokia、Northeastern University、Rice University、Rohde & Schwarz、Samsung、ソフトバンク、Viaviとなっている。
NVIDIAの通信事業担当シニアバイスプレジデントであるロニー ヴァシシュタ(Ronnie Vasishta)氏は次のように述べている。

NVIDIA 通信事業担当シニアバイスプレジデント Ronnie Vasishta氏
6G におけるコネクテッド デバイスと多数の新しいアプリケーションの大幅な増加には、無線周波数利用効率の大幅な飛躍が必要になります。 AI、ソフトウェア デファインドの高速RANスタック、および次世代デジタルツインテクノロジを活用することが鍵となります
●同プラットフォームの基本要素
同プラットフォームは、「6G用 NVIDIA Aerial Omniverseデジタルツイン」「NVIDIA Aerial CUDA-Accelerated RAN」「NVIDIA Sionna Neural Radio Framework」の基本要素で構成される。

画像:NVIDIA DEVELOPERサイト、aerialページ(英語)
より
●6G用 NVIDIA Aerial Omniverseデジタルツイン
単一のタワーから都市規模まで、完全な6Gシステムを物理的に正確にシミュレーションを可能にするリファレンスアプリケーションおよび開発者サンプルだ。これには、現実的な地形とオブジェクトのプロパティとともに、ソフトウェアデファインドのRANおよびユーザーデバイスのシミュレーターが組み込まれている。Omniverse Aerialデジタルツインを使用すると、研究者はサイト固有のデータに基づいて基地局アルゴリズムをシミュレーションおよび構築し、モデルをリアルタイムでトレーニングして伝送効率を向上させることが可能だ。
●NVIDIA Aerial CUDA-Accelerated RAN
研究者がリアルタイムで6Gネットワークをカスタマイズ、プログラム、テストできる前例のない柔軟性を提供するソフトウェア デファインドの完全なRANスタックだ。
●NVIDIA Sionna Neural Radio Framework
PyTorchやTensorFlowなどの一般的なフレームワークとのシームレスな統合を提供し、NVIDIA GPUを活用してデータを生成、取得し、AIや機械学習モデルを大規模にトレーニングする。これには、AI/MLベースのワイヤレスシミュレーションのための主要なリンクレベル研究ツールであるNVIDIA Sionnaも含まれる。
●6G Research Cloudプラットフォームの活用法
業界をリードする研究者は、6G Research Cloudプラットフォームのあらゆる要素を活用して研究を進めることができる。Samsung Research Americaのシニア バイス プレジデントであるCharlie Zang氏は次のようにコメントしている。Samsung Research America シニア バイス プレジデント Charlie Zang氏
6GとAIの将来的な融合は、変革的な技術的展望を約束するものです。これにより、シームレスな接続性とインテリジェントなシステムがもたらされ、デジタル世界との相互作用が再定義され、比類のないイノベーションと接続性の時代が到来します
また、テストとシミュレーションは、次世代ワイヤレス テクノロジの開発に不可欠な役割を果たしており、この分野における主要なプロバイダーは、NVIDIAと協力して、6GによるAIの新たな要件に貢献している。Ansysの5G/6Gおよび宇宙担当プログラムディレクターであるShawn Carpenter氏は次のように語った。Ansys 5G/6Gおよび宇宙担当プログラムディレクター Shawn Carpenter氏
Ansysは、最先端のAnsys Perceive EMソルバーをOmniverse エコシステム
にシームレスに統合することで、6G Research Cloudの使命を推進することに尽力しています。Perceive EMは、6Gシステムのデジタルツインの作成に革命をもたらします。NVIDIAとAnsysテクノロジの融合により、AIを活用した 6G 通信システムへの道が開かれることは間違いありません


なお、同プラットフォームはこれらの強力な基盤ツールを組み合わせて、通信会社が6Gの可能性を最大限に引き出し、ワイヤレステクノロジの将来への道を切り開くことを可能にする。また、研究者は、NVIDIA 6G開発者プログラム
に登録することで同プラットフォームへアクセスできる。