キャサリン英皇太子妃(2023年9月18日撮影)。(c)Adrian DENNIS / AFP

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【AFP=時事】英国のキャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales、42)が22日、がんを患っていることをビデオメッセージで公表したのを受け、各方面から称賛の声が寄せられている。

 ケンジントン宮殿(Kensington Palace)がソーシャルメディアにビデオメッセージを投稿した直後、チャールズ国王(King Charles III、75)は「愛する義理の娘」の「勇気ある発言を誇りに思う」との声明を発表した。

 国王自身も2月にがんを公表。英王室は、最高位メンバーの2人が同時に闘病するという現代では例のない危機に立たされている。

 リシ・スナク(Rishi Sunak)首相は、病気の公表によって「非常に大きな勇気を示した」とたたえ、キャサリン妃が治療に専念できるようプライバシーの尊重を呼び掛けた。

 ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領はX(旧ツイッター)で、「(妻の)ジル(Jill Biden)と私は、世界中の数百万もの人々と共にキャサリン妃の全快を祈っている」と表明。ジル夫人もこれに先立ち、「あなたは勇敢だ。私たちはあなたを愛している」とのメッセージを投稿した。

 英各紙も23日にキャサリン妃の言葉を直接引用して1面で報じるとともに、病気を公表した「勇気」を称賛。

 タブロイド紙サンは、キャサリン妃が、がん患者に向かって動画の中で呼び掛けた発言を基に、「ケイト(キャサリン妃の愛称)、あなたは独りじゃない」との見出しを付けて1面で報じた。

 ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)元首相の妹で、スタンダード紙のコラムニスト、レイチェル・ジョンソン(Rachel Johnson)氏は、「りりしいケイトは国民の共感を得ている」との見方を示している。

【翻訳編集】AFPBB News

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