「割礼のため臨時休業する」と記載されたピザハットの張り紙が笑いを呼んでいる(画像は『Justine Janzen 2024年1月23日付Facebook「My friend Christina Hewey went to Pizza Hut tonight…」』のスクリーンショット)

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店の臨時休業をお知らせする張り紙には「店主急病のため」などその理由が書かれていることも多いが、このほどカナダでピザチェーン店が出した張り紙に注目が集まっている。臨時休業の理由が「割礼のため」とあり、明らかにタイプミスだと分かる内容に多くの人が笑いを堪えきれなかったようだ。カナダのニュースメディア『blogTO』などが報じた。

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カナダ、オンタリオ州ティミンズの地元の人が集うFacebookページ「Timmins, ON」で、1月23日に投稿された写真が話題となっている。投稿者のジャスティン・ジャンセンさん(Justine Janzen)は「今夜、友人がピザハットに行ったんだ…。臨時休業の理由としては最悪なものかもしれない(爆笑)」と綴っている。

写真はジャスティンさんの友人が撮影したもののようで、地元のピザハットが臨時休業を伝える張り紙だった。そこにはこのように記されていた。

「今夜は予期せぬ割礼のため、店舗内での食事はクローズとなっております。ご迷惑をおかけして恐縮です。テイクアウトとデリバリーのみ承っております。」

「予期せぬ割礼」とあるが、「割礼」とは主に宗教的な理由から幼少期の子供の陰茎包皮、または陰核を切開し切除する外科的施術のことを言う。どうやら店主は「予期せぬ“事情(Circumstances)”」と記したかったが、コンピュータの自動修正により「割礼(Circumcisions)」と入力されてしまったようだ。

臨時休業の理由がたとえタイプミスだとしても、あまりにも斜め上を行く理由に多くの人が大笑いしたようで、投稿にはこのような声が寄せられた。

「今度からティミンズのピザハットでペパロニ・ピザを絶対注文しないようにするよ。」
「私だったらキノコのピザもしばらく遠慮するわ。」
「突然の割礼が休業の理由なんて面白すぎる。」

SNSで恥ずかしいミスを拡散されてしまった同店だが、翌日にゼネラルマネージャーのマーク・ジラードさん(Marc Girard)は、店舗に新たなお知らせの張り紙をしたことをFacebookページ「Timmins, ON」で報告し、このように綴った。

「私たちピザハットのすべてのロイヤル・カスタマーに感謝します! 皆さんは昨日のちょっとしたハプニングを楽しんでくれたようですね。ちくしょう! 自動修正め! それで私たちは新しい張り紙をしました。」

その新たな張り紙には、次のように書かれていた。

「最近の“事情(circumstances)”により、期間限定でMサイズ、もしくはLサイズの通常価格のピザを1枚お買い上げの皆様に、以下をたったの5ドル(約550円)で提供いたします!」

同店は期間限定でピザを1枚購入した客に対して、指定された3種類のいずれかのMサイズのピザを5ドルで提供することにした。また、太っ腹なことに「チップ(Tip)は不要」とも書かれていたが、「Tip」はスラングで“先端”や“先っぽ”を意味しており、張り紙には同店の意味深なジョークが隠されていた。今回、大きなミスをしてしまった同店だが、おかげで店の宣伝に一役買うこととなったようだ。

画像は『Justine Janzen 2024年1月23日付Facebook「My friend Christina Hewey went to Pizza Hut tonight…」』『blogTO 2024年1月30日付「Hilarious typo turns Ontario Pizza Hut location into viral phenomenon」(Photo: Marc Girard)』『Christofer Guzman Piñon 2023年10月26日付TikTok「La TOTOYA」』『Derek Lipp 2021年3月27日付Instagram「@tommylee_0 @jaylenlipp95 #autocorrect #ringseries #tik」』『reddit 2020年12月29日付「What could go wrong saving my girlfriends resume for her? Everything apparently」』『Metro 2021年10月18日付「Couple fined when bus lane camera took picture of writing on woman’s top」(Picture: Kerry Davies)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)