配属された部隊への初めての出勤で、19時間10分遅刻した海上自衛隊員が懲戒処分されました。

海上自衛隊呉地方総監部によりますと「護衛艦さみだれ」に所属する海士長の男性隊員(28)は去年2月、所属先への初出勤で19時間10分の遅刻をしたということです。

男性隊員は4カ月間入校していた広島県外の術科学校を卒業した日に、配属先となった呉基地所属の「護衛艦さみだれ」に出勤する予定でした。

しかし、立ち寄った広島県内の自宅で寝てしまい、翌日の朝に気がついて慌てて出勤したということです。

携帯電話に連絡がつながらず、警察に捜索願が出されていました。

海上自衛隊は22日、男性隊員を減給1カ月の懲戒処分としました。

護衛艦さみだれの奥村健二艦長(2等海佐)は「本事案を厳粛に受け取め、さらに隊員の身上把握と規律に関する指導を徹底し、再発防止に務めてまいります」としています。