『格付け』浜田雅功に“敗北”…ミシュランシェフ語る敗因とGACKTへの感謝

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1月7日放送の『芸能人格付けチェック!2024お正月スペシャル』の世帯平均視聴率(第2部、関東地区、ビデオリサーチ調べ)関東地区)が20.7%だったと9日、判明した。

ダウンタウンの浜田雅功(60)がMCを務める『芸能人格付けチェック』は、芸能人たちが「高級店の料理店か大衆店のものか」を舌だけで判断するゲームなどに挑戦し、“一流芸能人かどうか”を判定されるクイズバラエティ番組。

今回の放送で大きな注目を集めたのは、ミシュランシェフが作った海鮮チャーハンを見定める問題。3択で、ミシュランガイドで1つ星を獲得した赤坂「メゾン・ド・ユーロン」料理長の阿部淳一シェフが作るものが“正解”、葛飾の町中華「仙楽園」の店主が料理するチャーハンが“不正解”、そして浜田が作るチャーハンが“絶対アカン”に振り分けられた。

使用する食材がそれぞれ違い、“炒めの達人”と称される阿部シェフはズワイガニなどの高級食材、「仙楽園」の店長は冷凍食材、浜田は魚のすり身や海藻エキスで本物の味を再現したカネテツデリカフーズ「ほぼシリーズ」のほぼカニなどを使っていた。

このチェックで波乱が。芸能人19人中“正解”を当てることができたのは、GACKT(50)と高嶋政伸(57)、間宮祥太朗(30)3人のみ。そしてなんと11人の芸能人が浜田の作ったチャーハンを選んでいた。

するとたちまちXで“浜田チャーハン”がトレンド入り。ラードと紹興酒を隠し味に使う《浜田チャーハン絶対うまいやろ》などの声があがっていた。

ただ格付けチェックは味の優劣をつけるものではなく、あくまで“クイズバラエティ”番組のようだ。同審査で高嶋はミシュランシェフによるチャーハンを選んだ理由を『サラッとしていて。ミシュランだと最後にチャーハンが出てくるような気がして。サラッとしてた気がするんですけど』と語り、“ミシュランのコース料理の中ででてくる味”を想定することで、正解を導いていた。

またGACKTも25年間米を食べていないという理由から、米粒2粒だけを試食して、「(他の2つと比べて)圧倒的にA(正解)の方が米の質感が良い」といい、素材の優劣だけに注目することで、判断していた。

高嶋の仮説は正しかったのか、そして“素人”浜田のチャーハンと勘違いされた心境とは。本誌は、「メゾン・ド・ユーロン」料理長の阿部シェフに取材した。

「味に関しては、素材を引き立てるには塩分は控えめの方がいいという趣旨はあります。

チャーハンでも、濃いと後味が台無しになってしまうので、薄味ということは気を付けていますね。チャーハン一品としてではなく、普段お店でコース料理の際に出しているものと変わらないものを作りました。

出演者の皆さんが一番最初に僕のチャーハンを食べたので、瞬時に『あ、ちょっとこれ薄いな』と感じたのかもしれないですね。2番目が浜田さんのチャーハンだったので、そうすると今度はガツンときて、『お、これだよチャーハンは』という感覚になったのかなと思うんですけどね。一口だったのでカニなどの食材を味わうところまでたどりついていなかったのでは。

浜田さんのあの炒め方だと、たぶんべちゃべちゃになってしまうと思うのですけどね。ただ味がフィットしたのではないでしょうか。

うちとしてはちょっと恥ずかしい思いをしましたけど、GACKTさんが当ててくれてよかったです」

格付けチェックのクイズに正解するには、味だけでなく、店で提供される状況や、試食の順番まで考える必要がありそうだ。