GACKT「記録更新」で『格付けチェック』高視聴率キープも番組関係者が抱える「ワンパターン化」への危機感
1月7日、バラエティ番組『芸能人格付けチェック! 2024お正月スペシャル』(ABCテレビ・テレビ朝日系)が放送された。本来は元日に放送予定だったが、同日夕方に発生した能登半島地震を受け、報道番組に差し替えられたため、放送を延期。6日遅れでの放送となった。そして番組内で、“負け知らず”のミュージシャン・GACKTが、自身の連勝記録を「76」に伸ばした。
この日、記録更新に注目が集まる中、GACKTの相棒として番組に参加したDAIGOにも注目が集まった。GACKT自身は順調に正解を重ねていくものの、DAIGOは逆に1度も正解できず、最後には連帯責任ということでGACKT・DAIGOの両名が「映す価値なし」となり、画面から姿を消した。
この流れに、ネットニュースのコメント欄は大いに盛り上がったようで
《DAIGOさんはある意味ファインプレイ》
《番組的にも本当に面白い展開でしたw》
《今年も面白かった》
と、絶賛の声が並んだ。番組の視聴率も「TVALnow」によると、リアルタイム視聴率は20%越えと絶好調。ネット上でも「格付けチェック」がトレンド入りを果たすなど、人気正月番組としての“格”を見せつけた。
一方、GACKTの神がかった連勝記録には、八百長の噂が流れることもある。
「『格付けチェック』の制作にかかわっていたときに、プロデューサーが何か耳打ちしていたのは見たことあります。何を話しているのか分からなかったですけどね。
でも、私の目の前で、GACKTさんが控室で水をこぼしてしまったことがあったんです。チェック前の神経を擦り減らしていた時間帯だったのか、かなりあせっていて、すごく人間らしさを感じました。そんな姿を見て『あぁ、ガチで取り組んでいるんだな』と思いましたね」(元番組スタッフ)
GACKTの活躍の一方で、番組がワンパターンになってしまっていることに危機感を覚える、という声も出ている。
「『格付けチェック』自体は、もともと2001年まで放送されていた『人気者でいこう!』(同局系)のワンコーナーでした。それを、話題のタレントを出演させるなどして、手を変え、品を変え20年以上やってきています。
現時点では、GACKTさん目当てで見る人も多いので、人気コンテンツとなっていますが、視聴率が取れなくなったときが怖いですね。正月番組として視聴率が取れる、ポスト『格付けチェック』を作らなければいけない、というあせりが、関係者のなかにはあります」(放送作家)
とはいえ、まだ当分の間は、正月を代表する番組として君臨しそうだ。