50代になり、今までなんとなくやっていたセルフケアについて「これで合っているのかな?」と思い悩む女性が増えているそう。

そんなミドルエイジ世代の体や心の変化をつぶさに観察し、記録したコミックエッセイ『もうすぐ50歳、調子のいい日がほとんどありません』(幻冬舎刊)が今話題になっています。
著者で漫画家のフカザワナオコさんは、眉毛専用サロンで施術を受けたことで、自信を持ってメイクができるように。自分自身を肯定する気持ちが高まったそうです。

50歳目前で「眉毛脱毛」を初体験。そこで得たものとは?

時代と共に変化の大きい、「眉毛」。とくに今の40代50代は、10代20代に空前の細眉ブームが到来し、鏡を片手に毛抜きでせっせと抜いていた…と言う人も多いはず。その後、太眉が主流の時代が到来するも、その流れも最近は収束気味。若者に人気のカラーマスカラを使った眉メイクも、挑戦するにはなかなかハードルが高い…。「どうしたらいい?」と、“眉毛迷子”になっている人も少なくありません。そんななか、フカザワさんがトライしたのは脱毛用ワックスで眉周りの余分な毛を取り除き、形をデザインする“眉ワックス”でした。

●「私の眉、これでいいの?」と思い続けるうち、50代目前になっていた

「私の場合、もともと眉毛のメイクに凝るほうではなく、手持ちのグッズも、アイブロウペンシルと眉用ハサミぐらいでした。確かに若い頃は細眉にしていたこともあったような気がしますね(笑)。でもそこまで流行に強いこだわりもなく、街行く人の眉毛を見て、『今はこういう眉毛が流行っているのか〜』と思うレベル。大人になってからは、気になったところをハサミでカットし、アイブロウで書き足すという感じで、なんとなく日々の眉メイクをやり過ごしていました」

それでも眉ワックスに挑戦したきっかけは、「眉毛専用サロンに興味があったのと、一生、“自己流でいいのかな?”という、もやっとした思いを解消したかった」からなのだとか。

●サロンスタッフの細やかな技術や心配りに感動!

そこでフリーペーパーからクーポンつきのサロンを見つけて、ひとまず1回行ってみることに。
「まずはサロンに行くこと自体に勇気が必要だったのですが、クーポンを使えるお店なら、と足を伸ばすことができました」
そして感動したのが、施術スタッフの方の技術の高さや、心配りだったとか!
「脱毛をする前に、私の希望にあった眉毛になるように、念入りな確認をして下さって。なにより感動したのは、脱毛後のメイクです。整えられた眉毛の上から、まるで絵を描くように、丁寧に描き揃えてもらいました。自分の眉毛の形や、普段の眉メイクのポイントも教えてもらえたので、今まで気づいていなかった自分の眉毛の活かし方を知ることもできて。眉メイクに対する漠然とした『これでいいのかな?』という疑問や、迷いが消えていくのが分かりました」

●眉毛は「顔の額縁」。自信を持ってメイクができるように

人生で初めての眉毛ワックスを経験した今、フカザワさんはこんな気持ちになっているのだそう。
「抜いたところの毛は1か月ぐらいで生えてきてしまったのですが、自分の眉毛の特徴、メイクで描き足すときのコツを教えていただいたので、今も眉毛メイクに対する心のハードルはぐっと下がりましたね。そしてインフルエンザの流行や、私は花粉症もあるので…。なんだかんだで、真夏以外の外出ではマスクをつけていることが多いんですよね。顔の下半分がマスクで隠れているなかで、やっぱり眉毛の存在感は大きくなってきます。施術を受けたことで自信を持って眉メイクを楽しめますし、なによりも、前よりも“あか抜けた”と、自分自身を肯定する気持ちも高まってきました」