旅行ジャーナリスト小野アムスデン道子さんが、旅先で見つけたご当地のとびきりグルメや旅情報をご紹介。今回は、中心部からのアクセスもよく、大阪らしいユニークさを楽しめる選りすぐりのホテル3つをご紹介します。タイから進出したホテルのびっくりな朝食や、デザインの素敵なホテルの無料おもてなし、ゲストだけの新世界散歩と串カツセットなど、必見です。

今回紹介したホテルからは取材協力をしていただきました

タイから日本初上陸!タイらしさも大阪らしさも楽しめるホテル

センタラグランドホテル大阪」は、日本初上陸のタイのホテル。最寄りの南海電鉄の難波駅南口から徒歩4分、大阪・難波の新エリア「なんばパークサウス」のオープンと同時に、2023年7月に開業しました。

オールデイダイニングの入り口には、タイの三輪自動車タクシー「トゥクトゥク」が飾られています。ホテルに入るとふんわりとタイらしい香り。日本の基準に合うように調香されているとのことです。

●きれいな夜景を満喫できる客室

客室は515室あり、最上階の33階にはメインダイニングの「燻製キッチン」などの3つのレストラン、32階にはステーキハウスと、セルフサービスでビールやカクテルを楽しめるバーも。うっとりするほど夜景がきれいです。子連れで泊まるのにうれしい2段ベッドとキングベッドのお部屋も。

●タイも大阪も!どちらもおいしい朝食ビュッフェ

2階には真っ赤なカニのネオンがおしゃれなシーフードレストランと、オールデイダイニングがあります。外来利用もOKの朝食ビュッフェには麺類などのタイ料理と、ずらりと並ぶ和洋のお料理の中に大阪名物のタコ焼きも! エキゾチックなタイと大阪らしさの両方を楽しめます。

大阪らしさにこだわったレトロモダンなホテル

大阪メトロ四ツ橋線の肥後橋駅から徒歩約3分、本町・淀屋橋駅からも徒歩約5分のところに2023年5月に開業した「voco大阪セントラル」は、レトロモダンでかわいいデザインのホテル。

今は現代的なビルが並ぶ京町堀にありますが、昔から物流や商業で栄え、かつては石造りの壮麗な建物も多かったエリアです。そんな歴史を象徴する「京町ビル」の跡地にできたホテルで、ロビーの古材を利用した木組みや天井のモチーフの凝ったデザインがすてき。

●大阪にこだわったおもてなし

チェックイン時には、大阪の市標「澪つくし」のキャンディがおもてなしでいただけます。澪つくしは、船の運航のしるべとして浅瀬に立てられた水路の標識で、水都大阪のシンボルマークです。部屋に置かれた無料のウェルカムスイーツも岩おこしと、大阪にこだわっています。

●モダンで居心地のよい客室

テーマカラーの落ち着いた白・グレーに黄色がアクセントのお部屋は、オープンクローゼットで居心地のよい広さ。ホテルのブランドモチーフの鳥が、置物やスリッパのワンポイントなど、いろいろなところに顔を出しているのもおしゃれです。

天井の高い1階には、レストランと遅い時間までスイーツが楽しめカフェ&バーも。大阪や京町堀をモチーフにしたアートが飾られてくつろげます。

“ディープな大阪”がつまったホテル。アクセスも良好!

JRと南海電鉄の新今宮駅の目の前に立つ「OMO7大阪 (おも)by 星野リゾート」は、ディープな大阪を満喫できる「新世界」がご近所。

シンボルの通天閣がこんなに間近に見えるお部屋もあります。南海電鉄を利用すると難波駅から1駅、関西空港駅から1本で来れます。JRでも天王寺駅から1駅、大阪駅まで15分前後とアクセス良好。

●見どころ満載の「OMOレンジャーのツアー」

OMOの楽しみの一つは、ご近所を知り尽くしたOMOレンジャーのツアー。ソースの2度づけ禁止で有名な串カツを満喫する「めっちゃ串カツどっぷりツアー」(ガイド料1000円・食事代別)では、飲食店やお土産、ゲームの店などがずらりと並ぶ新世界のアーケード街「ジャンジャン横丁」に繰り出します。

●将棋クラブを改装したお店で串カツを

名物のお店や歴史などを聞きながらOMOレンジャーの案内で、元は将棋クラブだった創作串カツの「王将倶楽部」へ。

当時の将棋盤などが残る2階を見せてもらい、ツアー参加者のみのお得なOMOセット(ドリンク1杯・どて焼きミニ・定番串揚げ2本・バウムクーヘン串or王将モナカアイス、1000円)を満喫。

また、ガーデンエリア「みやぐりん」で開催されるアクティビティや、お風呂文化が楽しめる温浴棟「湯屋」でゆっくり湯につかることも。ディナーも朝食もビュッフェには、さまざまな大阪の味が登場して食倒れ大阪を楽しめます。