大掃除は面倒で時間がかかるけれど、新年をすっきりした気持ちで迎えたいという方も多いはず。そんな方に、時短家事コーディネーターやお掃除スペシャリストの資格をもつAyakaさんが、効率的に大掃除を終わらせる方法を教えてくれました。

二度手間にならない「大掃除の順番」

大掃除の時期になりましたが、皆さんどこからはじめますか? 汚れやすい場所から? いちばん汚れている場所から?
なにも考えずに掃除を始めてしまうと、後から二度手間三度手間になってしまうので掃除をする順番はとても重要です。

【写真】忘れがちな隙間掃除

●まずはやるべきは「つけおき」や「ほったらかし」

 時間を有効に使うために、まずはつけおきできれいになるものから始めます。このつけおきをしている間に、ほかのところの掃除ができます。

たとえば、タオルの生乾きの臭いを大掃除のタイミングでしっかりときれいにしたい。そんなときは酸素系漂白剤でタオルをつけ起きしている間に、ほかの場所の掃除を。

お風呂のカビ予防に燻煙剤を使用しているときにも、ほかのところの掃除に取りかかるというように、つけ置きや放置、ほったらかしでOKな掃除を優先的にやりましょう。

●掃除の順番は「上から下に」が基本

次に掃除の順番としては上から下に。
上にあるエアコンや電気、家電の上をまずは掃除します。その際に、ほこりが下に落ちることが考えられるので、先に床掃除をしてしまうと二度手間になってしまいますよね。

掃除の順番は上から下にかけてが基本です。隙間のお掃除も忘れずに。

●「換気扇掃除」はやらなくてもいい

また大掃除ではやらなくてもいい掃除があります。それは「換気扇の掃除」。
油汚れは暖かいときに汚れが緩むので、寒い季節に換気扇の掃除をすると汚れを落とすのに倍ほどの時間がかかると言われています。やりたくなる気持ちを抑えて、換気扇の掃除は夏にするようにしましょう。

●いちばん最後にやるべきなのは「洗面所」

いちばん最後にやった方がいい場所は「洗面所」です。
洗面所掃除からとりかかっている人は要注意。おうちの中でいちばん最後にしてください。なぜなら、大掃除で使用した雑巾などの掃除アイテムをきれいにする場所が洗面所だからです。
一度きれいにした洗面所で汚れた雑巾を洗うと、また洗面所の掃除をしなければいけなくなるのでとてももったいない!
大掃除のいちばん最後の場所は洗面所! これは徹底してあげたほうがいいかもしれませんね。

いかがでしたか? 大掃除は、場所が多くてどこから手をつけたらよいかわからなくなりやすいですが、ほったらかし掃除のときにはほかの場所を。そして上から下にかけて、最後に洗面所の掃除をしてみてください。いつもより効率よく大掃除ができるかと思います。