外為サマリー:一時146円20銭台まで軟化も時間外の米金利低下一服で持ち直す

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 4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=146円81銭と、前週末の午後5時時点に比べて1円50銭弱のドル安・円高となっている。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演を受けたドル売りが続き、ドル円相場は4日の午前中に一時1ドル=146円22銭前後と、およそ3カ月ぶりのドル安・円高水準をつけた。もっとも急ピッチな円相場の上昇だったことを背景に、次第に利益確定目的のドルの買い戻しや、円売りの動きとなった。米長期金利の低下が時間外取引で一服したことも、ドル円相場を下支えし、一時146円80銭台まで戻す場面があった。前週末には欧州中央銀行(ECB)理事会のメンバーであるフランスのビルロワドガロー・中央銀行総裁が利上げの終了を示唆したとあって、ユーロ売りの流れも強まった。一時1ユーロ=159円10銭台までユーロ安・円高が進行した後は、持ち直しに向かった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0869ドル前後と、前週末の午後5時時点に比べ0.0020ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=159円57銭前後と同2円00銭弱のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS