つば九郎の人生相談「ひとり暮らしが長いせいか、他人と一緒にいると疲れてしまいます」
第64回
今年も「くるりんぱ」などのパフォーマンスで球場を沸かせた東京ヤクルトスワローズのマスコット・つば九郎が読者の悩みに答える人生相談。様々な悩みに毒舌混じりのつば九郎節全開で、時にはズバッと時にはゆる〜く答えていきます。
【お悩み】
ひとり暮らしが長いせいか、他人と一緒にいると疲れてしまいます。つば九郎さんはみんなでパトロールのときひとりで家飲みのとき、両方楽しそうなので、楽しむ秘訣とかありますか。(ミュウミュウ・埼玉)
――お酒大好きつば九郎ですが、ひとり飲みのときも、みんなでワイワイ飲むときも、基本的には変わらないですか?
つば九郎 つばくろうはひとりでのむのもすきだし、みんなでぱとろーるするのもすきだから、きほんはまったくかわらない。みゅうみゅうさんは、「たにんといっしょにいるとつかれてしまいます」っていっているけど、「つかれる」ってことは「たのしくない」っていうことだよね。
――確かに、楽しければ疲れなんか感じないですからね。
つば九郎 ぼくのばあいは、「つかれるひととはのみにいかない」ときめているから、つかれることはないんだけどね。
――つば九郎の場合は、それでもいいかもしれないけど、社会人になるとどうしても顔を出さなければいけない飲み会もあるし、気乗りしない飲み会に参加しなくちゃいけないこともありますからね。
つば九郎 ぼくのばあいは、そういうことはほとんどないけど、「たのしむひけつは、とにかくたのしむこと」だとおもいます。
――「楽しむためには楽しむこと」とは、まるで禅問答です。その心は?
つば九郎 みんなでのむときには、ふだんしらないいがいなかおをしるたのしさがあるし、ひとりでのむときには、だれにもきがねせずにすきなてれびをみたり、おんがくをきいたりしながらいいきぶんでのむたのしさがある。ぼくにとっては、たのしいことしかないから。
――いろいろ気遣いして疲れることもあるかもしれないけど、飲み会の席では「普段見られないその人の内面が見られる」と考えれば、多少は楽しくなってきそうですね。
つば九郎 どうしても、つらいときにはむりしてのまなくてもいいし、むりしてのみかいにでなくてもいいし、そのへんはあくまでもじぶんをたいせつにしてきめてください。