ウェストハムGKアレオラの行動に称賛…自閉症の少年のためにヘッドフォンを装着して入場

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 ウェストハムに所属するフランス代表GKアルフォンス・アレオラの行動に賛辞が送られている。9日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 アレオラは、8日に行われたプレミアリーグ第8節のニューカッスル戦で大きなヘッドフォンを付けて入場したことで注目を集めたが、同選手と手をつないで入場した少年のことを思っての行動だったという。

 アレオラと入場したチャーリー君は自閉症であり、スタジアムのような場所では大きな音を遮断しなければならず、イヤープロテクターを着用して入場する必要があったが、それを知った同選手は、チャーリー君が不安にならないように自身も同じようなイヤープロテクターを付けて一緒に入場した。

 これを受け、チャーリー君の父親は試合後「息子は自閉症で、大きな音を遮断するためにイヤープロテクターを着用している。アレオラは試合前に知らされていて、チャーリーを安心させるためにイヤープロテクターも着用したいと言ってくれた。息子にとって素晴らしい一日になった!」と同選手の行動への感謝を語った。

 アレオラも試合後に自身のInstagramのストーリズを更新。チャーリー君との写真と共に「試合は誰でも楽しめる」というコメントを添えて投稿した。また、今年4月のリヴァプール戦では同じくウェストハムに所属するイングランド代表FWジャロッド・ボーウェンも自閉症の少女のためにアレオラ同様イヤープロテクターを付けて入場し、称賛の声が集まっていた。

 なお、チャーリー君のヒーローとなったアレオラは、2−2に終わったニューカッスル戦でもビックセーブを披露する活躍を見せるなど、プレミアリーグで7位と健闘中のウェストハムに貢献している。