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【ライプツィヒ】

ペーター・グラーチ:ドイツ杯初戦にてグラーチが、およそ1年ぶりの復帰を果たした。33歳のベテランGKは2022年10月のCLセルティック戦にて十字靭帯を断裂。2度の手術を経て「7月からGKトレーニング、そして9月から実践復帰」を果たしてており、「これは重要な一歩だね。もっと練習を重ねてプレーしていきたい」とコメント。無論ブラスヴィッチは引き続き先発GKとして、週末のバイエルン戦に臨むということは確実だが、「僕は1番手か2番手かという意識はもっていない。今はプロセスの中にあるとみており、徐々に改善していきたい。サッカーでは一気に状況は変わるものだしね」と語った。なおティモ・ヴェルナーは腰の問題で練習参加を見合わせメンバー外に。ただこちらについては特に現時点では詳しい情報は与えられていない。

ダニ・オルモ:前回のバイエルンとのスーパーカップでは、3得点全てを決める活躍を見せていたオルモだが、しかしながらその再戦となる土曜日の試合はまだ時期尚早。2週間前のジョージア代表戦にて膝を負傷したスペイン人アタッカーは、今週初めもまだチーム練習に参加できず、復帰はその後のCLマンチェスターC戦か、その後のボーフム戦となる可能性がある。前述の試合で筋束を断裂したアマドゥ・ハイダラについては、復帰は近いがまだ土曜日はギリギリといったところか。

【ドルトムント】

ジュリアン・デュランヴィル:今冬にアンデルレヒトから加入するも、当時から内転筋に問題を抱え、最終的には半年で28分間のみの出場にとどまった、デュランヴィル。だが17際のアタッカーはそのドリブルやトリックプレー、スピードによって「いかに才能溢れるかは、昨季の終わりのわずかなプレーでも見てとれたものだ」とテルジッチ監督は評価。しかし夏の準備期間では今度は筋損傷を抱え離脱。ただ先日はAユースにて公式戦復帰を果たしており、ただ果たして長期離脱中のモリーとムニエ、そしてマルセル・サビッツァのみが欠場中のトップチームで即座にチャンスが巡ってくるかはまだわからない。

【ウニオン】

アレックス・クラール:足首を負傷していたMFクラールがチーム練習復帰。木曜日にはフルメニューをこなしたが、ただCBロビン・クノッへ(筋肉の問題)とMFラニ・ケディラについては引き続き離脱。前者は個別調整をピッチ上で行なっている。代役はレオナルド・ボヌッチ。特に今季初の無失点試合を演じるためにも、イタリア代表CBのさらなるパフォーマンス向上に期待したい。

【シュトゥットガルト】

ダン=アクセル・ザガドゥ:セール・ギラシが5試合で二桁得点にのせるなど目覚ましい活躍をみせ、今季はここまで開幕ダッシュに成功している、シュトゥットガルト。しかしながらサイラスと共にザガドゥもまた、今節の出場が危惧されているところだ。前者は足首に軽傷を抱え、また後者は筋肉系に問題を抱えており、「どちらについても様々なケースが考えられる。まずは最終調整でみていくよ」とへーネス監督は語った。

【ヴォルフスブルク】

ルーカス・ヌメチャ:膝の手術により年内残り全休となる、ヌメチャ。コヴァチ監督は「この半年を、これからの10年のために使って欲しい」とコメント。長期間にわたり膝蓋腱に悩まされ、さらに昨年11月には肉離れを起こすなど怪我に泣かされており、その経緯も踏まえて心のケアも行いながらいまは1月おんチーム練習復帰を視野に入れているという。「「彼にとって容易なことではないし、頭の中で対処できるようにしないと。真っ暗な室内練習場で黙々と取り組むのから」と語った。「ただとても熱心に彼は取り組んでいるよ」

ロジェリオ:なお今節はCBの左側を争っていたモリッツ・イェンツ(足首)、そして左SBのロジェリオ(ふくらはぎ)が共の欠場の危機に瀕しており、「見通しはあまり良くない」と指揮官は明している。イェンツの代役候補は、開幕3試合で先発していたツィズガーか。SBではメーレが左にスライドし、代わりに右にバクーの起用が考えられる。

【グラードバッハ】

トマーシュ・チュワンチャーラ、アラサン・プレア:火曜の練習初日、チュワンチャーラとプレアの姿が見受けられなかった。後者の場合は目の急性炎症のためチーム練習参加を見合わせており、ボーフムとのシーズンの流れを占う一戦への影響は特に無い。ただ前者は前々節に受けた大腿筋の重度の打撲に苦しんでおり、木曜の会見でも「まだチーム練習に参加できていない」とのこと。「最後まで判断を待つことになる」との見通しを明かした。代役候補はジョーダン。ちなみにマヌ・コネ、ニコ・エルヴェディ、ルカ・ネッツの火曜日のセッションは早めに終了したが、こちらはあくまで負荷調整とのこと。

【バイエルン】

セルゲ・ニャブリ:火曜夜に行われたドイツ杯初戦プロイセン・ミュンスター戦では、ニャブリが、ペナルティ・エリア内にてGKヨハネス・シェンクにクリアされた際に、左前腕を負傷。それから痛みをおして、ひとまずはプレー続行を試みたが、間も無く交代。試合後トゥヘル監督は、レントゲン検査による結果で「前腕の骨折」が明らかとなり、「明日には手術を受けることになるそうだ」と語った。「これから数週間は不在ということになる。これは選手自身にとっても、そして我々にとってもあまりにも残念なことだよ」なおこの試合で欠場していたトーマス・ミュラー、ダヨ・ウパメカノ、キム・ミンジェは木曜日から練習に参加。マタイス・デ・リフトについては不参加となっている。

【レヴァークーゼン】

パトリック・シック:先日に来月のチェコ代表参加を視野に入れ、その前のリーグ戦での復帰を目指す考えを示していたシックだが、ロルフェス氏は「これからチーム練習に部分的に参加して大きな負荷がかかる」と説明。ほぼ1年離脱が続いていることもあり「はやる気持ちはわかるが、我々はしっかりと最後の詰めをやらないと」と強調した。自身も負傷に悩んだ経験もあるロルフェス氏からみて、少なくとも1週間はフルメニュー参加を果たしてから、実践復帰のステップを踏ませたいところだろう。

【マインツ】

アンドレアス・ハンチェ=オルセン:月曜午後にはクラブ側から、アンドレアス・ハンチェ=オルセンがこれから足首の手術を受けることが発表された。今冬にKAAゲントから加入し3バックの主力となった同選手だが今季はここまで精彩を欠いており、これから足首の問題の解決をはかることを決意したという。離脱期間は4ヶ月から半年ともいわれ、クラブ側としては即座の対応を求められていた。

【アウグスブルク】

アルネ・エンゲルス:先日のマインツ戦にて、自陣でアイメン・バルコクの足首付近を蹴ったため、1度は主審から警告が提示されたが、その後にVAR介入により退場処分へ。そして月曜日にドイツサッカー連盟スポーツ裁判所は、20歳のベルギー人選手に対して2試合の出場停止処分を科した。これによりフライブルク戦とダルムシュタット戦を欠場。復帰は代表戦期間後となる。

【2部:シャルケ】

ティモ・バウムガルトル:ザンクトパウリ戦にて再び低調なパフォーマンスに終わったバウムガルトルが、テレビのインタビューで暴言を吐いたことを受け、非公開の罰金としばらくセカンドチームに送致することをクラブ側が発表した。ただその発言内容は「コンパクトさがない」「リスキーなプレースタイル」を採用し、チームとしてプレーすることが「難しい」とする監督批判で、16位に低迷するチームの困難さを的確に表したもの。「こういうことになるなんて思っていなかったし、ただ僕のような経験ある選手が招いてはならないこと」とその後の事態の展開に反省の弁を述べているが、ただシャルケとしてはむしろ罰を与えて済ませるのではなく、今回の発言を1つのカンフル剤として低迷脱出の鍵としていくべきではないだろうか。

【2部:ブラウンシュヴァイク】

アンソニー・ウジャー:ニュルンベルク戦にて2得点を挙げる活躍をみせるも、ロスタイムにハットトリックと決勝弾を狙ったウジャーが相手GKマテニアと激しく衝突。「ボールを狙っていったら、そこにGKが詰めてきて、そこでかわそうにも遅すぎたんだ。危険は伴うものだけど、これもスポーツ。」とコメント。ただその後の検査で肩関節の捻挫により、しばらく離脱となっており正確な期間は現時点で不明。まずは治療法から判断していくという。特にここまで3得点1アシストと、まさにチームにとって「生命線」となっているだけに、ウジャーの長期離脱という事態はチームとしてはどうしても避けたいところだ。