KRY山口放送

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中国電力が上関町祝島の反原発団体を相手取り「上関原発」建設に向けた調査を妨害しないよう求めている民事訴訟の第4回口頭弁論がきょう(21日)、山口地裁岩国支部で開かれました。

この裁判は、原発建設計画をめぐるものですが…ここでも、中間貯蔵施設の建設計画が論点にあがっています。

この裁判は中国電力が「上関原発を建てさせない祝島島民の会」を相手取り上関原発建設予定海域で計画しているボーリング調査などを妨害しないよう求めるものです。

中国電力は2019年以降、3度、海のボーリング調査に着手しようとしましたが、島民の会の会員らが海域に船を出すなどしたため実施を見送ってきました。

中間貯蔵施設の建設計画が浮上する中、迎えた第4回口頭弁論。

被告側は、原告の中国電力に対し立地可能性調査を行っている中間貯蔵施設について原発の調査との関係などを説明するよう求めました。

そもそも原発と中間貯蔵施設は並行して進められるのか、原発建設に向けた調査結果が中間貯蔵施設の建設に利用されるかどうかなどの説明を求めています。

中国電力は取材に対し「答えるかどうかについては、次回に向けてこれから検討する」としていますが、中間貯蔵施設は、原発には影響がないように進めていきたいと話しています。

次回弁論は、11月30日に開かれます。