KRY山口放送

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 山口県立大学の岡 正朗理事長は21日午前、山口県教育委員会の繁吉 健志教育長を訪問。「周防大島高校の設置者を変更し、付属高校を設置したい」旨、要望書を提出しました。県立大学では令和8年4月の付属化を要望しています。

 県立大学は4月末、県立大学の副学長や県の幹部職員などでつくる検討協議会を設置。9月14日までに5回、会議を開き、最終的に「県立高校1校」にまで候補を絞り、20日には、大学の理事会が付属高校の設置について審議し、承認していました。 

 繁吉 教育長は「これから県教委で子供たちのことを第一に考えて設置者変更を検討していきたい」などと回答しています。


 

 周防大島高校には普通科(普通コース・特別進学コース・環境コース)と地域創生科(福祉コース・ビジネスコース)の2学科5コースがあります。

 山口県立大学と周防大島高校は、2021年4月、若い人材の確保や国際交流の推進を目的に、周防大島町を含めた3者間の連携協定を結んでいます。

 付属高校設置のねらいについて、県立大学では「高校と大学 計7年間の教育により、国際化に対応できる人材や社会に必要な人材の育成に加え、郷土への愛着を深め、県内定着に繋げる」などと説明しています。