資料:山口地裁

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去年、知人男性を金属バットで殴ったうえで海に転落させたとして、殺人未遂の罪に問われている男の裁判員裁判がきょう(20日)、山口地裁で始まりました。

起訴されているのは、山口市の携帯電話販売員=田口将人被告26歳です。

起訴内容などによりますと、田口被告は仕事でつながりのあった主犯格の男(殺人未遂罪で起訴)と共謀。
去年8月、防府市の漁港で知人男性(当時31歳)を殺害しようと、頭などを金属バットで複数回殴り、その後、海に転落させたとされています。被害にあった男性は外傷性くも膜下出血などの大ケガを負いました。

きょう(20日)山口地裁で始まった裁判員裁判で、田口被告は起訴内容を認めました。

冒頭陳述で検察側は「主犯格の男と被害男性との間に金銭トラブルがあり、犯行を持ち掛けられた田口被告は男に対し、尊敬の念があったことから協力」、「犯行現場に釣りをしに来た被害男性を釣り人を装って待ち伏せし背後からバットで殴った」と指摘しました。

一方、弁護側は、「主犯格の男に言われるがまま、犯行の一部を担当したにすぎない」と主張しました。

Q裁判は今月26日に結審し、27日に判決が言い渡される予定です。