KRY山口放送

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8月に行われた小学生のソフトテニス全国大会で準優勝に輝いたのは岩国市の野上怜奈さんと光市の上田莉咲さん、共に6年生のペアです。

岩国市のソフトテニスチーム「岩国STCキッズ」で週に2~3回、上田さんが光から岩国に通って練習を重ねています。
2人は今年8月、兵庫県で行われた小学生の全国大会で見事、準優勝を果たしました。

(野上怜奈さん)
「2位だったので少し悔しいけど嬉しい気持ちの方が高い」
(上田莉咲さん)
「最後の方は自分は気持ちが少しやられてミスが続いたりしたけど準優勝できて嬉しい」

試合では野上さんが後ろを守る後衛を、上田さんがネット際でプレーする前衛を務め、野上さんの鋭いショットで相手ペアを崩し、上田さんが得点を決めるスタイルです。

私たちは去年も、野上さんの練習を取材しています。
当時5年生だった野上さんのパートナーは6年生の家入天さん。

家入さんは小さい頃から県内のソフトテニス界で名前が知られていて、野上さんが競技を始めるきっかけにもなったのです。そんな「憧れの人」と4年間にわたってペアを組んだ野上さんは去年、西日本のナンバーワンを勝ち取りました。

その家入さんが中学生になることから新たなパートナーを探し、同学年の上田さんと出会いました。

(岩国STC 石内幹人コーチ)
「家入さんと組んだことで(野上さんが)考え方を吸収してこの子も成長してきて上田さんを引っ張っていけるようになった」
「何かを求めながら楽しさでも技術でもいい、求めながらすることがさらに成長していくために必要」

出会ってから、およそ1年。

2人とも大の人見知りで、最初はあまり話すこともなかったといいますが、今ではほとんど毎日電話するほどの仲良しペアに。

(上田莉咲さん)
「今までに負けたペアにも勝てるようにもっと練習して2人で話し合ってミスを少なく勝っていけるようになりたい」

(野上怜奈さん)
「いつでも気が合うように何回も練習して誰にでも勝てるように笑顔でできるようにしたい」

コートの外でも呼吸を合わせ、来月、香川県で行われる西日本大会での連覇を狙います。