障害者選手 山口市の陸上競技大会で全国大会のスタートラインへ
山口市ではきょう(18日)、陸上競技の記録会が開かれました。
会場では、今回はじめて障害者の大会も同時に開かれ出場者は、それぞれ日頃の練習の成果を発揮していました。
維新みらいふスタジアムで開かれた陸上競技の記録会。
今回で66回目の開催で県内の高校生などおよそ300人が出場しました。
きょうは障害者の陸上大会も同時に開かれました。
陸上に取り組む姿勢やパフォーマンスをお互いの立場から感じ合ってほしいとの主催者の思いから今回、初めて同じ会場での開催となりました。
(県障害者スポーツ協会 田中秀夫会長)
「いろんな面でインクルーシブな共生社会に向けていいスタートになるのではと思って同時開催となりました」
(ソフトボール投げに出場 森田健一さん)
「ファールには気をつけてうまく投げられたらと思います」
森田さんは子どもの頃から右の手足を思うように動かすことができません。
陸上競技に30年以上打ち込み来月、鹿児島県で開かれる障害者スポーツの全国大会に初出場を決めています。
結果は14m97。自己ベストの17m台には及びませんでしたが来月の全国大会に向けて弾みになったと振り返りました。
大会では出場者ひとりひとりが自分の記録と向き合い、汗を流していました。