“獺祭BLUE”デビューへ アメリカの酒蔵で作った“獺祭”今月下旬から出荷 知事に報告
「獺祭BLUE」と呼ばれる日本酒がアメリカでデビューです。「獺祭」で知られる岩国市にある旭酒造は今月下旬からアメリカの酒蔵で作った「獺祭」の出荷が始まることを県に報告しました。
きょう(15日)は旭酒造の桜井一宏社長が県庁を訪れ村岡知事にアメリカ・ニューヨーク州にオープンする酒蔵について説明しました。
ニューヨークの蔵はおよそ80億円をかけてことし3月に完成、試験醸造を経て7月から本格的な酒造りが始まっています。
桜井社長によるとタンク8本目で納得の味が出来たということで今月下旬から「獺祭BLUE」として出荷されます。
名前は「青は藍より出でて藍より青し」という言葉からいまの獺祭を超えてほしいという願いが込められています。
(桜井一宏社長)
「良いお酒は国境とか文化を超えて通用する力があると思っているいまワインを飲んだりシャンパンを飲んだりしているお客さんをきちんと正面から向き合って攻めていってそこのお客さんを勝ち取っていかなければいけない」
旭酒造によるとアメリカでの最大生産量はいまの日本の5分の1程度ですが今後、拡大したいとしています。
今月23日に現地で蔵のオープンセレモニーを行う予定です。