KRY山口放送

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 山口県立大学の岡正朗理事長は14日、検討を進めていた附属高校について、「候補を一校にしぼった」と明らかにした。

 これは県立大学への附属高校設置を検討する協議会の5回目の会議で協議された。

 検討協議会は5月末に設置。県立大学と山口大学の副学長、県の幹部職員など10人の委員で構成され、会議は非公開で開催。きょうの協議会で候補を一本化したものの、校名については明らかにしませんでした。

 附属高校設置の趣旨について、県立大学は「高校と大学=計7年間の教育により、国際化に対応できる人材や社会に必要な人材の育成に加え、郷土への愛着を深め、県内定着に繋げるもの」と説明している。

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これまでの協議会における主な検討内容

★第1回【5月30日】
「県内全域に検討を進める」
生徒数・人口減少に歯止めがかからない中、「新しい手としては有効」「新たに高校をつくることは難しく、既存の学校を付属化することが現実的」(委員の意見)

★第2回【6月16日】
「約10校に絞った」
私立、県立あわせて30校の特色などを共有。教育課程において、県立大学との親和性があるかなどが焦点に。

★第3回【7月25日】
「5校に絞った」
高校の進学状況や県立大学が持つ学科と連携できるかどうか。

★第4回【8月29日】
「3校まで絞った」
運営面や教育上の課題、高校の特性などの観点から3校にまで絞った。