KRY山口放送

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 検討が進んでいた県立大学の附属高校についてきょう(14日)、対象が県立高校1つに絞られました。関係者によると候補として残ったのは周防大島高校ということです。
 
 これはきょう(14日)県立大学への附属高校の設置を検討する協議会で決まったものです。

 検討協議会は5月末に設置されたものできょうは5回目の開催。会議はこれまで同様、非公開で行われました。 

 会議終了後、取材に応じた岡 正朗理事長は対象が県立高校1つに絞られたと明らかにしました。(おか・まさあき)

(山口県立大学 岡 正朗理事長)
「学校の中の教育活動学外での教育活動が地域とどのように連携が行われているかということを含めて議論されたその結果 1校が候補校として挙げられた」

 岡理事長は今後、理事会に附属校設置の可否を諮るといった手続きが残っていることを理由に学校名は明かしていませんが、関係者によると候補として残ったのは周防大島高校ということです。

 附属高校設置の趣旨について県立大学は「高校と大学=あわせて7年間の教育により、国際化に対応できる人材や社会に必要な人材の育成に加え、郷土への愛着を深め、県内定着に繋げる」と説明しています。

 周防大島高校は普通科に加え、福祉コースとビジネスコースを持つ地域創生科の2つの学科があり、おととし(2021年)4月には若い人材の確保や国際交流の推進を目的に周防大島町を含めた3者間の連携協定を結んでいました。

 県立大学は来週にも附属高校設置の可否について経営審議会に諮り、県教委に対して周防大島高校の設置者変更を要望するとしています。