KRY山口放送

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 上関町議会9月定例会はきょう(14日)最終本会議が開かれ使用済み核燃料の貯蔵施設の視察費用を盛り込んだ補正予算案を可決しました。

 きょう(14日)は、茨城県の東海第二原発の使用済み核燃料貯蔵施設の視察費用、924万円を盛り込こんだ補正予算案の審議が行われました。

 視察は1泊2日で行われ移動費や宿泊費を町が全額負担。希望する町民50人、町職員30人を想定していて、複数回に分けて実施される予定です。

 予算の924万円のうち900万円は原子力に関する知識の普及のための国の交付金があてられる予定です。

 採決を前に賛成、反対の立場から討論が行われました。

(賛成討論 古泉直紀議員)
「補正予算に反対することは町民が中間貯蔵施設の意義や安全対策について勉強し正しい情報の元で判断する機会を奪うことになりかねませんまずは自分の目で見て判断していただくことが必要であり補正予算に賛成します」

(反対討論 清水康博議員)
「視察に行くというのは建設に対する動きだと感じるんですね建設に関する動きをですね調査結果が出ていない現時点でこれだけの予算を組んで行うということに対して違和感を感じております」

 討論の後、採決が行われ賛成多数で一般会計補正予算は可決されました。(賛成:6、反対:3)

 今後、視察先と調整し、日程などが決まっていくということです。

 また、町議会終了後に行われた全員協議会で中間貯蔵施設について議論する特別委員会の設置が提案されました。

 今後、設置については議会運営委員会などで議論されるということです。