W杯で活躍した富永啓生【写真:ロイター】

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W杯で大健闘の日本男子…米国でプレーする富永に再注目

 沖縄も開催地の1つとなったバスケットボールのワールドカップ(W杯)で、アジア勢最高の順位となり2024年のパリ五輪出場を決めた男子日本代表は、本場の米国にも大きな驚きを与えたようだ。富永啓生がプレーする米ネブラスカ大が所属するNCAA(全米大学体育協会)ビッグテンカンファレンスは、「ワールドカップでの最高のストーリー」として日本代表を称えている。

 カンファレンスの公式X(旧ツイッター)は、富永の大会での活躍を伝える動画を公開した。公式レポーター、アナリストのアンディ・カッツ氏が語っているもので「W杯での最高のストーリーの1つは米国がパリ五輪行きを決めたことではありません。ネブラスカ大のケイセイ・トミナガが牽引した日本です」と断言した。

 さらに、ネブラスカ大のフレッド・ホイバーグHCが「トミナガが日本でしたようなプレーを、今季ネブラスカでもするのが待ちきれない」と言ったとし、富永がW杯で残した数字を「ある試合では17分間で11得点。1試合平均3ポイントはだいたい2.4本、(フィールドゴール)全体で44%の成功率でした」と高く評価している。

「今年はケイセイ・トミナガにとって驚異的なシニア学年のシーズンになるでしょう。思い出してください。昨年彼はただの3ポイントシューターではありませんでした。彼は2ポイントでも62%の成功率でした」と、大学で送るシーズンへの期待は高まる一方。最後に「彼はおそらくネブラスカ州の男子バスケットボールで最も人気のある選手で、間違いなくビッグ・テンでも他よりも優秀な選手になり、もしかするとシーズン前のオール・ビッグ・テン選手になるかもしれません」と予言していた。

 富永は昨季32試合に出場し、1試合平均25.1分の出場で13.1得点をマーク。得意の3ポイントシュートも40.0%の成功率を残し、現地メディアから“日本のカリー”などと称され話題となっていた。

(THE ANSWER編集部)