「銀座でお鮨、緊張しました」TBSの“朝の顔”・田村真子の素顔に迫る
TBSの朝のバラエティ番組『ラヴィット!』で進行を務めるアナウンサー・田村真子さん。
27歳の彼女に、“銀座でお鮨”を楽しんでいただきながらインタビュー。
語られたのは、ひとりのアナウンサーとしての覚悟だった!
「銀座でお鮨、緊張しましたがアットホームな大将に癒やされました」
「お酒は弱いので、食中に1杯というペースが限界なんです。味は好きなんですけど」と語るも、日本酒を片手にこの表情。「普段はこういう格好をしないので、自分でも大人っぽさに、びっくりしています(笑)」
「噛めば噛むほど甘くて、香りもいい。歯応えがあって、エビ好きにはたまりません。あ、つい、カメラを見ると美味しさを訴えたくなっちゃいまして」
TBSの朝のバラエティ番組『ラヴィット!』の進行を務めて2年。平日は毎朝5時起き、22時就寝の生活を送るゆえ、彼女に許された自由な夜は、土曜日の1日だけだ。
「でも、みんな気を遣ってくれているみたいで。夜のお誘い、ほとんどないんですよ。だから、今日みたいな“銀座でお鮨”なんてシチュエーションは、今の私には夢みたいです。
私にとってのお鮨は、会社の下のスーパーで買う“白身魚握りセット”が常なので(笑)」
今をときめく女性アナウンサーだというのに、気負いがなく自然体。
だが撮影もインタビューも、こちらが何を求めているかを瞬時に察知して、その期待に応えていく。その瞬発力もまた、毎朝の生放送で鍛えられたものなのだろう。
だが、番組スタート当時の記憶は曖昧で思い出せないほどだという。
「生活リズムに慣れることもそうですし、どんな番組にしていくのかも、全員が手探りの中で始まったので、とにかく必死でした。
今もそうですが、2時間のバラエティ特番を毎日やる。それも生放送で、っていうくらいの感覚なので、進行も毎日ピンチの連続です(苦笑)。
でもありがたいことに、最初に比べたら多くの方に知っていただけるようになって。自分もチームの一員だと思うと、うれしいですよね」
『ラヴィット!』を観てハッピーな気分になってもらいたい
朝の帯番組において、『ラヴィット!』は異色の存在だ。
ニュースや芸能が主軸とされる時間帯で、それらを扱うことなく“バラエティ番組”に徹する。視聴率を稼ぐことを考えれば、その決断には大きな覚悟が必要だっただろう。
だが、絶え間なく流れるつらいニュースから離れたい、と感じる視聴者が『ラヴィット!』を支持した。
店に入った瞬間、「番組終わりでそのまま駆けつけてしまいましたが、大丈夫でしょうか……。夜の顔、できていますか?(笑)」と言って、照れた表情を浮かべた田村アナ
「チャンネルを変えてもどこもつらいニュースを報じていて、“逃げ場がない”と感じる方がいらっしゃったと思うんです。でも、そういう時に、一瞬でも忘れてもらえるというか。
“何も考えずに、楽しいって思える”と言っていただくのは、最高の褒め言葉ですよね。
和やかな雰囲気、キメ過ぎない笑い、いずれも自然発生的に生まれることが多いのは、川島さんに対する信頼が大きいからだと思います」
と、ここで、川島さんに出演いただいた『東京カレンダー6月号』を手渡してみる。美女と絡み合うシーンが話題となったページだが、すると……。
「え!?え!?どういうことですか!?川島さーん!」と大慌てで、パタンと誌面を閉じた。
「『東京カレンダー』に出てるなんて、聞いてなかったですし、ましてやこんな美女と色っぽい雰囲気で……。
なんだか、お父さんや学校の先生のそういう現場を見てしまったような気まずさが……(苦笑)。もう、びっくりです!」
そう言って屈託なく笑った。この天真爛漫な空気が、朝にフィットしたのだろう。
常に緊張感を持ってニュースを伝える。それが私の存在意義
『ラヴィット!』を通じて、国民の多くが知ることとなった田村さんの存在。
朝の顔となったことで、想定外の仕事も舞い込んできた。
「今回のような雑誌のお仕事もそうですし、ドラマに出演する機会もいただきました。それも『ラヴィット!』というホームができたから。
ただ、あくまで私の役割はアナウンサー。なので、地震など、放送中に起こり得る緊急事態に対応する役割として存在意義を感じています。
周りの皆さんのおかげで、このような居心地の良い場所に巡り合えたので、大切にしたいって思います」
凛々しい表情で言い切った。アナウンサーの本分を見極め、緊張感を持って放送に臨む。
TBSの“朝の顔”は、芯のある“お仕事女子”そのものだ。
■プロフィール
田村真子 1996年生まれ、三重県出身。上智大学文学部新聞学科卒業後、2018年4月にTBSテレビに入社。2021年、朝のバラエティ番組『ラヴィット!』(月〜金 8:00〜9:55)のMCに就任。他にも深夜番組『形から入ってみた』、ラジオ『パンサー向井の#ふらっと』など、レギュラー番組多数。
■衣装
トップス 19,800円、カーディガン 15,400円、パンツ 17,600円〈すべてジル スチュアート TEL:03-5785-6454〉、ネックレス 913,000円、ブレスレット 1,661,000円、イヤリング 1,078,000円、リング(人差し指)682,000円、リング(中指)528,000円〈すべてポメラート/ポメラート クライアントサービス TEL:0120-926-035〉
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東京カレンダー最新号では、田村真子さんのインタビュー全文をお読みいただけます。
東カレに語ってくれた、『ラヴィット!』が生む“楽しい”空気感の源とは?
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